近藤真彦と中森明菜、交錯する運命─“断絶”した父の死がもたらす影響は?

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2025年02月17日 01:01  サイゾーオンライン

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近藤真彦(写真:Getty Imagesより)

 芸能界を電撃引退した元タレント・中居正広氏の女性トラブルの影響で、フジテレビの番組スポンサーが続々と降板。代わりに流れるACジャパンのCMの影響で、近藤真彦が再ブレークの兆しを見せている。

 一方、近藤の元恋人で2年半前に歌手活動を再開した中森明菜に関しては、約30年間にわたり“断絶”していた父・中森明男さんが昨年末に他界していたことが明らかになり、関係者は明菜の活動への影響を危惧している。

 1980年代にトップアイドルだった近藤と明菜は極秘交際していたが、1989年7月、明菜は近藤のマンションで自殺未遂を起こし、病院に緊急搬送され、大ニュースとなった。さらに、その騒動の裏では、いち早く病院に駆けつけた近藤の“母親代わり”だった故メリー喜多川さんが、明菜に「あなたは事務所に搾取されている」と吹き込んだことで、明菜は当時所属していた研音に不信感を抱き、最終的に独立することになった。

 筆者は、明菜が独立後の研音の幹部だったH氏から、この件の詳細を聞いたことがある。H氏によると「メリーさんは『事務所に搾取されている』と言ったようですが、当時の明菜は金遣いが荒く、近藤の趣味だったカーレースにも多額をつぎ込んでいました。事務所は明菜にお金を渡すとすぐに使い切ってしまうため、彼女に内緒で家族に渡していました。そのことをメリーさんは『搾取』と表現したようです」と語る。しかし、メリー氏の言葉を信じた明菜は、事務所だけでなく、内緒でお金を受け取っていた家族にも不信感を募らせ、その後、関係が断絶した。

 研音から独立して以来、明菜は歌手として紆余曲折の道を歩んだ。一方の近藤は、ジャニーズ事務所の“長男”として守られてきたものの、歌手としては振るわず、それどころか2020年には不倫騒動で活動を自粛。翌年にジャニーズ事務所を退所し、個人で活動を続けている。

 近藤は一昨年の故ジャニー喜多川氏の性加害騒動に巻き込まれなかったこともあり、昨年、大ヒットしたドラマ『不適切にもほどがある』(TBS系)で、磯村勇斗が“マッチ”に憧れる“ムッチ先輩”を演じたことが話題になった。その影響で、昨年のNHK紅白歌合戦の目玉候補にも挙がったほどだった。

 さらに、近藤が出演するACジャパンの聴力検査啓発CMが頻繁に流れるようになった。これが再ブレークの追い風となり、3月に行われる近藤のコンサートにも弾みがついたようだ。

プライベートも激動の明菜

 一方、明菜は2022年8月に歌手活動を再開。2023年にはヒット曲『北ウイング』のセルフカバーをリリースし、同年末にはYouTubeチャンネルを開設。2024年には7月と12月にファンクラブ限定イベントを開催した。

 プライベートでは、昨年、明菜は養子縁組をした。相手は、明菜がかつて所属していた事務所の社長で、恋人関係が噂された男性の姉であり、現在の明菜の事務所代表を務めている女性といわれている。

 明菜は、歌手を目指すきっかけを作った母・千恵子さんが亡くなった1995年頃、中森家の戸籍から抜け、分籍手続きをしていた。家族とは千恵子さんの葬儀前後に会ったきりで、以降は関係が断絶していたという。

 実父の明男さんは散歩中に転倒して骨折し、2021年末から入院生活を送っていた。その間、実兄が一部メディアを通じて明菜との再会を訴えたが、明菜が家族と会うことはなかった。明男さんを知る音楽関係者はこう話す。

「明男さんは退院後、埼玉県内の介護付き老人ホームに入居。最後まで明菜に会いたがっていましたが、誤嚥性肺炎を繰り返し、東京の病院に転院し、昨年12月14日に他界しました。明菜は父の死について沈黙を貫いていますが、繊細な性格だけに、今後の歌手活動への影響が懸念されます」

 かつて恋人同士だった近藤と明菜。今後の活躍に期待したい。

(文=本多圭)

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  • 交差する運命の前に明菜に金を返してやらなきゃいけないんじゃないか近藤真彦は
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