的場文男騎手「90点くらいかな」 引退会見で半世紀に及ぶ現役生活を振り返る

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2025年02月18日 08:10  netkeiba

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的場文男騎手(c)netkeiba
 来月末をもって現役を退く的場文男騎手が17日、大井競馬場で引退会見を行った。会見ではこれまでへの感謝の言葉を述べ、半世紀を超える現役生活を振り返った。

 同騎手は1956年9月7日生まれ。73年10月16日にデビュー。帝王賞や東京大賞典など、南関東のビッグタイトルを数多く手中に収め、“大井の帝王”との愛称で親しまれた。豪快な騎乗スタイルを武器に02年、03年の地方全国リーディングを獲得。歴代1位となる地方通算7424勝(うち重賞154勝)を挙げている。昨年7月8日の大井3Rが最終騎乗となり、3月31日をもって引退することが今月14日に発表された。

 会見に臨んだ的場騎手は、「51年間も乗れたのは自分ひとりの力じゃなく、関係者やファンの応援があったから」と感謝を口にした。引退理由については、「昨年2月に負った膝の怪我が酷く、靴下を履こうとするだけで激痛が走った。馬をゲートから出すときに膝を使うと痛みがあり、騎手を続けるのは無理だなと思った」と説明。51年間のジョッキー人生を「100点を付けたいが、ミスもあったので90点ぐらいかな」と話した。

 残された後輩ジョッキーたちには、「苦労もあると思うが、一生懸命に騎乗していたら、絶対にチャンスが出てくる。自分のできることを精一杯にやって欲しい」とエール。今後については「騎手に未練はない。一般人になるわけだから、スタンドにも来て大井競馬を応援したいね」と、笑みを浮かべながら現役生活の最後を締めくくった。

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