擬態が上手すぎるヤモリを1年間育てた投稿者の動画がYouTubeで公開され、「本当に不思議で凄い」「衝撃」といった声が寄せられています。
投稿したのは生きもの系YouTubeチャンネル「RAFちゃんねる」のありまさん。以前、脱皮したフトアゴヒゲトカゲの様子が注目を集めました。今回の生き物は1年ほど前から飼育しているというヤマビタイヘラオヤモリ(以下、ヤモリ)。樹皮やコケに擬態する能力が高い、マダガスカルに生息する生き物です。
最初に映るヤモリはグレー系のまだら模様。質感もゴツゴツしていて、かなり強いビジュアルです。でも、この種類がみんなこのような見た目をしているわけではないとのこと。壁にくっついている2匹目のヤモリは全体的に白っぽく、やわらかな印象です。
3匹目のヤモリが見当たらないので、先に1匹目のヤモリにエサをあげます。ピンセットでコオロギを差し出すと、足を滑らせたのか枝から落下。救出してからあらためてエサをあげます。
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ありまさんによると、この子は少し衰え気味で、食べ方が下手になっているとのこと。特に飼育環境やエサが変わったわけではないのですが、体の調子が良くなさそうな気がしていると話します。
2匹目のコオロギをあげようとしますが、このときは欲しくなかった様子。「何回か卵を産んでいるので体力が落ちているのかも」と話します。ちなみに最後に産んだのは有精卵らしく、管理をしているとのこと。ここからベビーヤモリちゃんが産まれたらいいですね。
1匹目の子が食べないので、エサは壁にくっついている子にあげてみます。3匹目の子を映すためカメラを下に向け、ありまさんは「あ、いたいた」と言いますが、素人目にはどこにいるのか全く分かりません。いったいどこに隠れているの?
エサを見せると動き出し、やっと存在が確認できました。枝だと思っていた部分の上側が胴体で、折りたたまれていた小さな前足で枝につかまっています。想像していた何倍も木の枝になりきっており、擬態の完成度に感心してしまいます。
観察をしていると、最初の2匹が壁に行きました。色が違う2匹と、擬態しているもう1匹、三者三様のビジュアルが興味深いです。エサを食べなくなったことには、気圧の変化や季節的な影響も関係あるとのこと。今後も注意深く観察して飼っていきたいと話します。
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コメント欄には「食べるの失敗して転げ落ちたの衝撃」「本当に不思議で凄い」「いつ見ても壁に張り付いて伸びてる子が好きです」「3匹めの子は動くまで全然わかんなかった」「暖かくなって調子良くなってくれるといいですね」といった声が寄せられています。
ありまさんはX(Twitter)やInstagramでも生き物たちの情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、ヤマビタイヘラオヤモリをお迎えしたころの様子なども見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「RAFちゃんねる」
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