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'25年4月13日の開幕まで2か月をきった『大阪・関西万博』。いまいち盛り上がりにかけているようで、前売り券の売れ行きも難航している。販売目標1400万枚に対し、2月12日の時点でおよそ780万枚と半分に伸び悩んでいる。さらに、公募しているボランティアも低調ぎみで……。
ボランティア応募が難航
「万博内で行われる奈良県の催事『ならWeaving the future』のボランティア応募が難航しているようです。450人の募集に対し、2月17日の時点で応募者はおよそ15人だそうです。応募締め切りが2月末に迫っており、崖っぷちの状況なんです」(全国紙文化部記者、以下同)
催事には奈良発祥といわれている『能楽』のパフォーマンスや、映画監督の河瀬直美氏が企画するパビリオンを予定している。さらに奈良県内39の市町村がそれぞれの特産をPRするブースが設けられるなどボリュームある内容だが、ボランティアの公募が難航しているのはなぜなのか。
「ボランティアに対しては、交通費として活動1日につき2000円のクオカードを支給するそうですが、超過分は自己負担。さらに、休憩中などに他のパビリオンに行くことはできないなどの制限が設けられるそうです。そもそも、応募するための条件もああり、18歳以上であることと、日本語でのコミュニケーションができること、本人確認書類を所有していることなど必須事項があります。ボランティアに参加する人にとっては魅力不足だと感じるようで、ネットでは不満の声があがっているんです」
《奈良県民だけど、なんでもそうだけどそこに魅力があったら、無償でも手伝いたい。応援したい。関わりたい。そう思って応募集まるはずだけど、結果が全てなんじゃないかな?》
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《そもそもボランティアするほどの価値を県民が感じてないからだろ?》
さらに、《15人集まっただけでも凄い》と、皮肉めいたコメントも。
「'24年に公募した万博協会のボランティアはおよそ55000人の応募があったそうです。これは、目標の2・8倍もの数字。しかし奈良の催事にいたっては15人という数字です。奈良県の担当者は“思ったより少ない。一緒に盛り上げてほしい”と呼びかけていますが、何か対策を練るべきでしょう」
万博協会のボランティアには、締め切りまでの4日間でおよそ2万人の駆け込み応募があったそう。奈良県は巻き返しを図ることはできるのか注目される。
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