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ライフステージや環境の変化が多い女性。笑顔で充実した日々を過ごすためには“正しい体づくり”を意識したいですよね。
ヘルス&ビューティーコンシェルジュの筆者が、厚生労働省が定める「女性の健康週間」をテーマに、更年期に意識したいことをご紹介します。
■「女性の健康週間」とは?
「女性の健康週間」とは、厚生労働省が毎年3月1日〜8日の期間に展開している国民運動です。
ライフスタイルが多様化する現代で、女性が生涯を通じて健康で明るく、そして充実した日々を過ごすための総合的な支援を趣旨としており、国および地方公共団体・関係団体等・社会全体が一体となって様々な取り組みや行事等の普及啓発を行っています。
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仕事・家事・育児など、忙しい毎日の中で自分のことは後回しになりがちな40代・50代。これからも健やかで充実した日々を送り続けるため、「女性の健康週間」をきっかけに、ご自身の体について振り返ってみてはいかがでしょうか。
■更年期に感じる不調
40・50代でも、一般的に45〜55歳頃は「更年期」と呼ばれる時期で、ホルモンバランスが大きく変化します。このホルモンバランスの変化は体や心に影響をあたえ、以下のような不調を感じやすくなります。
・身体的症状:疲れやすい、肩こり・腰痛・手足の痛みがある
・自律神経系症状:汗をかきやすい、腰や手足が冷えやすい
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・精神神経系症状:怒りやすい、寝付きが悪い、眠りが浅い
全ての症状が起こるわけではなく、人によって症状も程度もさまざまで、性格や体質・環境的な要素によっても変わると言われています。
■更年期に気を付けたいこと3つ
多くの人が経験する「更年期」ですが、笑顔で心地よく軽やかに過ごしたいですよね。そこで日常的に取り入れたい習慣をご紹介します。
(1)生活習慣の見直し
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ホルモンバランスを整えるためには生活習慣の見直しをしましょう。バランスのいい食事や定期的な運動、睡眠時間はできる限り確保することが大切です。
朝はパンと牛乳などの単品が多い人は、サラダなどの品目を増やすだけで摂取する栄養素が増えます。
また、定期的な運動も日常的にできるウォーキングなどを取り入れてみましょう。睡眠は“休日に寝溜め”などではなく、毎日体を休めるようにしてくださいね。
(2)ストレス管理
ストレスはホルモンバランスと影響が深い「自律神経」にも影響を与えるため、日頃からリフレッシュできる習慣を取り入れておきましょう。
趣味や人との交流、読書や深呼吸など、自分が「心地いい」と感じることを定期的に取り入れてみてくださいね。
(3)温活
更年期は、手足が冷えたり巡りが悪くなったりすることがあります。入浴や温かい飲み物で体を温めたり、ストレッチやマッサージなどで巡りを良くしたりするのもおすすめです。
おすすめの習慣を紹介しましたが、更年期の症状は人によって大きく異なります。症状が重い場合は、我慢をせずに専門の医療機関を受診して適切な対応をしてもらいましょう。「女性の健康週間」をきっかけに日常生活を整えて、これからも健やかに過ごしていきたいですね。
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)