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劣悪な職場環境を理由に、即退職する人は少なくない。投稿を寄せた北海道の40代男性は、交通整理を行う警備の仕事を「3週間」で辞めた。その事情をこう話す。
「研修後すぐに自宅からかなり離れた現場に向かって仕事に入ったものの、3日目に業務用トラックに置いていた財布から現金が盗まれ、犯人探しすらやらなかった為」
盗難が起きたのに、職場は全く問題視しなかった。強い不信感を覚えたことだろう。退職について男性は「正直せいせいしました」と書いている。早めに身を引けたのは怪我の功名だ。(文:湊真智人)
「スタッフ間がこれでは働く気になれなかった」
もう一つ投稿が寄せられた。宮城県の40代女性は、医療事務として入社するも「1カ月」で辞めた。その裏には、職員たちの怠惰な働きぶりがあった。
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「看護師が採血指示が入るまで診察ベッドで寝る、雑誌をずっと読んでいる、掃除もしないで受付スタッフにばかりやらせるなど、とにかく仕事をしないし院長もそれを良しとして何も言わずだった。何かと医療事務の負担ばかりで帰れなかった」
看護師たちは最低限の働きしかせず、雑用はすべて事務員任せにしていた。院長も看護師の肩を持つようでは救いがない。女性は退職後の心境をこう書いている。
「辞めて正解だった。いくら患者からクリニックの評判が良くてもスタッフ間がこれでは働く気になれなかった」
表向きの評判との差に落胆したようだ。現在も医療関係の仕事に就いているそうだ。心から働きたいと思える職場に巡り合えていればいいのだが。
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
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