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前回からの続き。私(キョウコ)は夫のリョウタと結婚して約1年。義実家が車で30分ほどの距離にあり、その近くに住んでいる義妹のモモさんは子育て中の専業主婦です。結婚にあたっては私の両親からのお祝い金のおかげで、夫の奨学金を完済することができました。しかしそれを知った義母は、夫に「モモの奨学金の返済を手伝いなさい」と言い渡したそうです。まったくもって意味が分からないですが、とにかく断固阻止しようと心に決めたのでした。
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夫の顔を見て私は気が付きました。夫は義母と義妹にまくし立てられ、自分が手伝うべきだろうかと迷っていたのです。私は「絶対に断ってよ?」と強めに念を押しました。その後、夫が義母と義妹へ電話して手伝いはできないと断ると……。
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私のスマホに直接電話してきた義妹。「兄が返済するはずだった分のお金が毎月浮いているはず」「その分を私の返済に回して何が悪い」といった口ぶりです。「夫のトモキさんは何て言っているんですか?」と返してみたものの……。
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義妹は夫自身が返済に充てるはずだった分のお金があるはずだから、それをよこせと言っているのです。私からしたらまったく関係ないと思うのですが……。自分の奨学金の返済を完済した兄に手伝ってもらうことは、当たり前だと思っているのでしょうか。図々しいにもほどがあります。これほどまでに話が通じない人には出会ったことがありません。
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※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。
【第6話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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