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前回からの続き。私はリカコ。夫のジンとふたり暮らしです。社会人として働き出した息子のユウゴ。たまに会っても、「恋人はいるの?」なんて話はできずにいました。そしたらなんと、ユウゴの方から「会ってほしい人がいる」と言い出したのです。そして約束の日、ユウゴが連れてきたのは……大学の同級生だったというハルトさん。私たちは、ユウゴに大切な人ができたことに嬉しくなりました。せっかくなので、今日はいろいろな話ができればと思います。
私たちがユウゴの方を見ると、ユウゴもまた私たちをまっすぐに見ました。その後、ユウゴは私たちへいままでの感謝を伝え始めました。
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震える声で、でも堂々と話したユウゴ。ユウゴとハルトさんの嬉しそうでもあり、また、いまにも泣き出しそうな顔に、私も心がじんわりと熱くなるのを感じました。
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それから数ヶ月後。ユウゴたちから荷物が届きました。中身はふたりのウェディングフォトでした。ユウゴとハルトさんのふたりがタキシードを着て、にっこりと微笑みながら寄り添っています。このウェディングフォトは、私たちの宝物です。
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ユウゴが私たちに対して真剣に話す様子を見ていたら、「ユウゴが幸せになって嬉しい」と言うことができました。
どんなかたちであれ、子どもが幸せになるのは親としてはやはり嬉しいものですからね。
これからはふたり、仲良く人生を歩んでほしいです。
【第4話】へ続く。
参考:内閣府男女共同参画局「地方公共団体におけるパートナーシップに関する制度の状況」
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・カヲルーン 編集・横内みか
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