物価高のなか、近所の定食屋で見かけた“宝の山”とは　しかも店員さんの神対応に感動「経営大丈夫？」「また絶対来店する！」【漫画】

物価高の昨今、スーパーに出かけるとあらゆるものが値上がりしていて、ため息が出てしまいます。そんななかX（旧Twitter）でエッセイ漫画を投稿している峯鳥子さんは、近所の定食屋で思わぬ宝の山を目にし、その様子を『最近キャベツを見ると、宝の山に見えてしまう』という漫画に仕上げました。

【漫画】「最近キャベツを見ると、宝の山に見えてしまう」全編を読む

ある日、急にカツが食べたくなった峯さんは、近所のお店を訪れます。店員さんが「お待たせしました〜」と運んできたお皿には、予想以上に大量のキャベツが盛られています。キャベツといえば、年明けから価格の高騰が話題になり、1玉約300円、なかには500円を超えるものもあると世間の注目を集めました。

ここまで値上がりすると、家庭でキャベツを食べる機会はどうしても少なっており、それは峯さんも例外ではありません。最近キャベツを口にしていなかった峯さんの目には、キャベツの山がまるで宝石のようにキラキラ輝いて見え、嬉しさでいっぱいになりました。

さらに驚いたことに、なんとキャベツはおかわり自由です。峯さんは思わず「経営大丈夫？」と、喜びを通り越してお店の心配をしてしまいます。

キャベツを食べ進め「おかわり」を言い出すタイミングがなかなかつかめずに遠慮していた峯さんは、さらに驚きの光景を目にします。なんと店員さんが「キャベツのおかわりいかがですか？」と、トングを持ちながら配り歩いているのです。

お店の素晴らしいサービス精神に心を打たれ「また絶対来店する！」と、心に誓った峯さんでした。そこで、当時の様子について同作の作者である峯さんに詳しく話を聞きました。

ーお話の中に登場した近所のお店を訪れるのは、初めてだったのでしょうか？

久しぶりに訪れたお店です。以前もキャベツのおかわり自由でしたが、さすがにキャベツ高騰でこのサービスは停止していると思っていたら、おかみさんが千切りキャベツの山を配り歩いていたので、本当にびっくりしました。

ーお店にいた他のお客さんも、キャベツをおかわりしていたのでしょうか？

おかみさんが各テーブルをまわって声をかけていたので、皆さんおかわりしていました。

自分からは「おかわり」って何となく言い出しづらいので、こういうサービスは嬉しいですよね。

ーその後も、このお店を訪れましたか？

先日、再び訪れました。そしておかわり自由も続いていました。これからもサービス精神旺盛なこのお店を推していきたいと改めて思いました。

ー食に関するエピソードを多く描かれていますね。

もともと『孤独のグルメ』のような美味しそうな食べ物が出てくるドラマが大好きで、自分の作品にもグルメ要素を持たせたいと思い、SNSで更新している家族×食のエッセイ漫画「私の思い入れグルメ」が生まれました。

亡くなった義父から畑を受け継いだこともあり、畑で採れた野菜をテーマに漫画を描くことが増えていく中で「この野菜に含まれている栄養は何だろう？保存法は？本当にこの調理法がベストなの？」と疑問を持つようになり、それを解決するべく「野菜ソムリエ」の資格も取得しました。これまで食に関する仕事には就いたことはありませんが、今後は自分の描く漫画で野菜・果物の魅力を伝えたり、企業さんや農家さんの食品をPRするのが夢です。

（海川 まこと／漫画収集家）

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