フィリーズレビューに出走予定のリリーフィールド(撮影:山中博喜) 終い失速もGIでスピード上位を示したリリーフィールドの一変を期待。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■3/8(土) フィリーズレビュー(3歳・牝・GII・阪神芝1400m)
前走のGI・阪神JFは終いの粘りを欠いて大敗したリリーフィールド(牝3、栗東・小崎憲厩舎)だが、大舞台でも通用するスピードは見せて、見せ場は十分。2走前のもみじSではスタート後、好位から徐々に進出して、直線では後続を突き放す圧勝劇。気性の難しい面は残るものの重賞でもスピードは上位。距離短縮と馬場のいい阪神で巻き返しは必至だ。鞍上は武豊騎手。
ルージュラナキラ(牝3、美浦・加藤征弘厩舎)のデビュー戦は、ハナを切って自ら競馬を作り、上がり3ハロンを33秒台で逃げ切り勝ち。続くつわぶき賞は初戦とは一転して後方一気という荒業。2戦が異なる競馬で2連勝と大物感タップリだ。前走で負かした2着馬ナムラクララはその後、紅梅Sを勝利して先週のチューリップ賞で5着と好走。この馬のポテンシャルの高さが窺い知れる。まだ粗削りだがポテンシャルの高さは疑いようがなく3連勝も十分。鞍上は岩田康誠騎手。
その他、2走前のファンタジーSが渋太かったダンツエラン(牝3、栗東・本田優厩舎)、そのダンツエランにファンタジーSで接戦したモズナナスター(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)、デイリー杯2歳Sの勝ち馬ランフォーヴァウ(牝3、栗東・福永祐一厩舎)、1400mで2勝を挙げているキャッスルレイク(牝3、栗東・松下武士厩舎)などが桜花賞へ向けて虎視眈々。発走は15時30分。