電車に乗るだけでポイントが貯まる!「乗車ポイント」を詳しく解説

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2025年03月04日 11:31  All About

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電車に乗るだけでポイントが貯まる「乗車ポイント」、知っていますか? 通勤や通学で電車を利用する方なら、使わないともったいないお得なサービスです。この記事では、乗車ポイントの仕組みや各鉄道会社の特徴、ポイントの使い方まで、分かりやすく解説します。
春は、進学や就職、転職などで、これまでより電車を利用する機会が増える方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、電車に乗るだけでポイントが貯まる「乗車ポイント」です。知らず知らずのうちにポイントを貯められるので、上手に活用すればお得に移動できますよ。

この記事では、「乗車ポイントって何?」という基本から、各鉄道会社の乗車ポイントの特徴、乗車する以外のポイントの貯め方まで詳しく解説していきます。

乗車ポイントの基本

電車に乗るだけでポイントが貯まる「乗車ポイント」は、JR東日本がいち早く取り入れましたが、ここ2〜3年で他の鉄道会社も続々と導入しています。

仕組みはシンプルで、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードを、各鉄道会社の会員サイトやアプリに事前登録し、そのICカードで乗車すると、運賃の一定割合がポイントとして付与されるというもの。日常的に、通勤・通学などで電車を利用する方にとって、知らないと損なサービスと言えるでしょう。

乗車ポイントの種類と貯め方

乗車ポイントを受け取るには、あらかじめPASMOやSuicaを鉄道会社のポイントサービスを登録しておく必要があります。具体的には、利用したい鉄道会社のアプリなどの会員に登録し、PASMOやSuicaなどICカード番号を紐づける作業が必要です。

ポイントの付与条件や付与率は鉄道会社ごとに異なるので、事前にチェックしておくことが大切です(詳細はこの後解説します)。

また、鉄道会社によっては、同一月内に同一運賃区間を一定回数以上乗車するとポイント付与率がアップしたり、オフピーク時の乗車に対してボーナスポイントがもらえたり、沿線の観光地に出掛けると追加ポイントが付与される特典など、プラスアルファのポイントアップ施策を実施していることもあります。こうしたサービスを活用すれば、よりお得にポイントを貯められるので、見逃さないようにチェックしましょう。

図は、主な乗車ポイントの一覧です。

JR東日本や東京メトロをはじめ、東急電鉄、西武鉄道、京王電鉄、小田急電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道など、関東の主要な鉄道会社のほとんどが乗車ポイントを導入しています。

いずれも各鉄道会社の専用サービス・アプリに登録されたICカードを利用することが付与条件となります。基本的に、JRはSuica、その他の私鉄各社はPASMOを紐づける形となっており、乗車ごとに運賃に応じたポイントが付与されるのが基本です。

電車に乗るだけじゃない!ポイントの貯め方

この乗車ポイントは、電車に乗るだけでなく、さまざまな方法で貯められます。ここでは、その代表的な方法を紹介します。

1. 定期券の購入

鉄道会社によっては、通勤・通学定期券の購入でもポイントが貯まることがあります。

例えば東急電鉄の場合、TOKYU CARDの種類や会員ランクに応じて、定期券代の一定割合がポイントとして付与されます。

TOKYU CARD ClubQ JMB:3%のポイント付与
TOKYU ROYAL CLUB 会員:さらに+1%

2. 駅ビルなどでのお買い物

駅ナカや提携施設で買い物をすると、ポイントが貯まるサービスもあります。通勤・通学途中の施設を上手に活用するのがおすすめです。

例えば東京メトロでは、To Me CARD会員になっていれば、ポイントサービス加盟店でメトポに登録したPASMOを使って買い物をすると、ポイントが付与される仕組みです。

3. ICカードにチャージ

クレジットカードでSuicaやPASMOなどの交通系ICカードにチャージすると、ポイントが付与されることもあります。

例えば、JR東日本のクレジットカード「ビューカード」を利用してSuicaにチャージすると、1.5%の付与率でJRE POINTがもらえます。さらに、ビューカードを活用すれば、チャージ・鉄道利用・電子マネーでの買い物という3つの場面でポイントを獲得できるので、効率よくポイントを貯められます。

乗車ポイントを貯めて新生活をお得にスタート!

乗車ポイントは、電車に乗るだけでポイントがもらえるお得なサービスです。せっかく通勤・通学で電車を利用するなら、ぜひ有効に使いたいところです。新生活で電車に乗る機会が増える方は、この機会に乗車ポイントを貯め始めてみてはいかがでしょうか。

文:酒井 富士子(経済ジャーナリスト)

「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに転職し、定年あるじゃん、あるじゃん投資BOOK等の立ち上げ・編集に関わる。2006年にお金専門の制作プロダクション「回遊舎」を創業。「ポイ活」の専門家としても情報発信を行う。
(文:酒井 富士子(経済ジャーナリスト))

このニュースに関するつぶやき

  • こういうのって、駅員に質問しても何も答えてくれないんだよね。知っていても、面倒だから答えないのかも。(駅の改札口やホームの忙しいところで聞いていない。駅事務所での話)
    • イイネ!1
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