年金をもらいながら、65歳でアルバイトを始めて年間50万円ほど稼いでいる場合、確定申告をする必要があるのか?

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2025年03月08日 18:31  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は年金受給者の「確定申告」について、編集部が設定したケースで専門家が回答します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は年金受給者の「確定申告」について、編集部が設定したケースで専門家が回答します。

Q:年金を受給しながらアルバイトで年間50万円ほど稼いでいる場合、確定申告は必要ですか?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。

「年金をもらいながら、65歳でアルバイトを始めて年間50万円ほど稼いでいる場合、確定申告をする必要があるのか?」

A:確定申告不要制度が適用される年収であれば、確定申告は不要です

老齢年金をもらいながら、アルバイト収入がある場合は、原則、確定申告する必要があります。年金収入は雑所得として、アルバイト年収は給与所得として、それぞれ課税対象になるからです。

ですが、年金には「確定申告不要制度」というものがあり、公的年金等の合計額が400万円以下、アルバイトなどの所得が年間20万円以下の場合は、確定申告は必要ありません。

給与収入が年額50万円の場合、給与所得額は0円となります(年額50万円のアルバイト代−給与所得控除55万円≦0となるため)。

したがって公的年金等の合計額が400万円以下で、給与収入が年額50万円であれば、確定申告の必要はありません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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