大勝から一転して0−3の没収試合に…広島、出場停止未消化のジェルマン起用で規定違反処分

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2025年03月08日 20:38  サッカーキング

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移籍後初出場で初ゴールを決めていたジェルマン [写真]=2025 Asian Football Confederation (AFC)
 アジアサッカー連盟(AFC)は8日、サンフレッチェ広島のレギュレーション違反を発表した。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL2)・準々決勝ファーストレグが5日に行われ、広島はホームでライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)に6−1で大勝した。この試合では先月27日に加入したフランス人FWヴァレール・ジェルマンが移籍後初のメンバー入りを果たし、68分から途中出場して新天地デビューを飾り、74分にはゴールも記録していた。

 しかし、今回このジェルマンがACL2に出場したことが、規定違反と発表された。同選手は前所属マッカーサーFC(オーストラリア1部)で昨年2月22日に行われたACL2の前身大会であるAFCカップのセントラルコースト・マリナーズ戦(●2−3)後に、相手選手を平手打ちしたことでAFCから同年3月11日付けで3試合の出場停止処分を受けていた。その後出場停止処分を未消化のまま広島へ加入したジェルマンが出場したことで「AFC規律・倫理規定第56条およびACL2 2024/25競技規則第26条に違反」とみなされ、AFCは今回の一件を没収試合と決定した。

 この結果、広島の6−1での勝利は無効となり0−3でライオン・シティ・セーラーズの勝利が記録された。また発表によるとクラブには罰金が科せられ、参加報酬の50%も没収される。さらに「サンフレッチェ広島に対し、同様の違反が再発した場合、より厳しい処分が科される可能性があることを警告」と伝えられた。

 なお、Jリーグは今月1日にジェルマンの出場停止処分の取り扱いについて、マッカーサーFC在籍中に国内リーグにおける試合中の違反行為に対する2試合の出場停止処分は、FIFA規則に基づき移籍先の国において消化することになるため、2025明治安田J1リーグ第4節横浜FC戦(2日)および第6節柏レイソル(16日)の出場停止となることを発表していた。しかしながらこちらは先月9日に行われたウェスタン・ユナイテッド戦のリーグ戦での処分だったため、ACL2の試合は含まれていなかった。

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