先発出場を飾った三笘薫(右)[写真]=Getty Images プレミアリーグ第28節が8日に行われ、ブライトンとフルアムが対戦した。
ここまで27試合を消化したリーグ戦で11勝10分6敗を記録し、勝ち点「43」の8位につけるブライトン。1月末のノッティンガム・フォレスト戦で0−7の大敗を喫した同クラブだったが、以降は公式戦5連勝中と好調を維持している。対するは勝ち点「42」の9位フルアム。ブライトンに所属するMF三笘薫は先発に名を連ねており、左のアタッカーに配置された。
試合は35分にフルアムがスコアを動かす。相手のロングパスをティモシー・カスターニュが自陣右サイドでインターセプト。頭で繋いだボールがアレックス・イウォビにわたり、スピードに乗ったドリブルでライン際を持ち運ぶ。複数の相手選手を引きつけながらクロスを送ると、ボックス内で待つラウル・ヒメネスがマーカーの背後で胸トラップ。左足でゴールに流し込んで先制弾を挙げた。
一方のブライトンも41分にゲームを振り出しへと戻す。カルロス・バレバが背中側からチャージを受け、ホームチームが敵陣左サイドの浅いエリアでフリーキックを獲得。キッカーを務めたヤシン・アヤリが右足で滞空時間の長いフィードを蹴り入れる。柔らかいクロスではあったものの、ヤン・ポール・ファン・ヘッケが勢いよく飛び込んでヘディング。頭で叩いた強烈なシュートがネットを揺らしブライトンが同点に追いついた。
55分には三笘が決定機を迎える。相手のクリアを拾ったジャック・ヒンシェルウッドがワンタッチでボックス内にパス。ジョアン・ペドロがボールをキープし、右サイドから斜めにスプリントしてきたヤンクバ・ミンテへとスルーパスを出す。ダイレクトで入れた折り返しに三笘が反応。右足で合わせて枠内に流し込んだが、ミンテの位置がオフサイドだったため得点は取り消された。
その後、三笘は86分に交代。すると、後半アディショナルタイムにブライトンがPKを奪取。キッカーを務めたJ・ペドロがキックを沈め、土壇場で劇的な逆転弾をマークした。結局、そのまま試合は2−1で終了。ブライトンが白星を掴み取った。次節、ブライトンは15日にアウェイでマンチェスター・シティと対戦。フルアムはその翌日にホームでトッテナムと対戦する。
【スコア】
ブライトン 2−1 フルアム
【得点者】
0−1 35分 ラウル・ヒメネス(フルアム)
1−1 41分 ヤン・ポール・ファン・ヘッケ(ブライトン)
2−1 90+8分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)