カブスのカウンセル監督 シカゴ・カブスのクレイグ・カウンセル監督監督が14日、3月18日と19日に東京ドームで開催されるロサンゼルス・ドジャースとの開幕戦に向けて、記者会見を行った。
【一問一答】
ーーメディアを代表していくつか質問をさせていただきます。カウンセル監督、日本にいらして、まず日本はどんな印象ですか?
「来日してまだ36時間なんですけれども、本当に期待していたものになっております。もちろんその文化というところもそうですし、チームビルディングというところでも非常に素晴らしい経験ができていますし、きょう東京ドームに来られることも非常に嬉しく思っています」
ーーあすからの4試合、どんな戦いを、試合を日本のファンに見せてくれるでしょうか?
「まず、このように日本の球団と2試合できるっていうことは非常に素晴らしいことだと思っています。やはり私たちの選手にとっても違うスタイルの野球とプレーするっていうのは非常に勉強になることだと思いますし、違ったファンの前でプレーできるっていうことは非常に楽しみに思っています。そして火曜日の試合に話が進むと、やはりもう公式戦というわけなので、優勝トロフィーをかけた試合が始まります。そして去年の世界チャンピオンであるドジャースと対戦ということで、私たちにとっては大きなテストにはなると思います」
ーー現在のチームの状態は、監督から見ていかがですか。
「今回、日本で試合をするということで、キャンプのスタートが早かったんですけれども、その逼迫性という意味では、選手にとってもそうですし、スタッフにとっても逆に良い効果があったと感じています。で、やっぱりみんながチームを、シーズンを迎えられる状態に仕上げなきゃいけないっていう共通の目的を持ってやってくれたのはよかったと思います。そして、やっぱりいいキャンプを過ごせましたし、今のところ怪我人も少なく順調に来ています。もちろんピッチャーに関しては、レギュラーシーズンと同じレベルでコンディションが整っていたかっていうと、やっぱり時間的に厳しいとこもあると思いますし、今回、ドジャー戦でシーズン中とは違うような継投になるかもしれませんが、彼らの準備はできていると思います」
ーー日本の2人の選手、鈴木選手・今永選手の今シーズンの監督からの期待を聞かせてください。
「鈴木選手も今永選手も私たちにとって最も重要な選手の2人でありますし、カブスが、我々が、期待しているシーズンを過ごそうと思ったら、彼らの活躍なしにはそれは達成できないと思っています。今永選手は去年1年目、素晴らしい活躍をして、カブスファンだけではなく、日本のファンもアメリカのファンも、国境を越えて皆さんがあの活躍を目に付けられたと思います。誠也選手に関しても、毎年毎年、攻撃という面でまだ成長していますし、今年さらなる次のレベルに行って、MLBの中でもトップクラスの選手であるということを証明してくれると思います」
ーー最後の質問になりますが、日本の野球ファンへ、カブスファンへ、今シーズンへの監督の思いを聞かせてください。
「すべての野球ファンに感謝したいと思います。それは、日本のファンもそうですし、カブスファンもそうですし、やはり野球が国境を超えたスポーツであり、このような世界をかける試合にカブスが選ばれたってことは非常に光栄なことだと思いますし、ファンのサポートとそのプッシュ、そして迎えてくださる環境面が素晴らしいということがないとこれは達成できないと思いますので、そのことを伝えたいと思います」
(取材=ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)