
妊娠中の口腔ケアの重要性
3月20日、ニューヨーク州立オルバニー大学(アメリカ)の研究チームは、プレスリリースにて、妊娠中は良好な口腔状態を保つことが重要であり、妊娠中の口腔ケアによって妊娠合併症リスクが軽減できると発表した。
今回、妊娠中の口腔ケアと妊娠合併症において関連性が認められた。妊娠中、口腔を衛生に保つことによって妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群リスクが下がるという。なお、研究論文は「Journal of the American Dental Association」に掲載されている。
妊娠中の口腔衛生と妊娠合併症における関係性
口腔の健康状態と身体の健康状態には関連性がある。そこで、研究チームは、2016年から2020年に掛けて「Pregnancy Risk Assessment Monitoring System(PRAMS)」を用いて妊娠中の口腔衛生と妊娠合併症における関係性について検証した。
データを分析したところ、妊娠中、定期的な歯科検診や予防的な口腔ケアを受け、口腔が衛生に保たれている場合、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群リスクは低下した。
一方、妊娠中の口腔ケア不足は、妊娠合併症リスクを高めることが認められた。妊娠中に予防的なクリーニング・口腔ケア、適切な歯科治療を受けてない女性は、歯周病などの歯科疾患が発生し、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群が発症するリスクが増したtという。
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(画像はプレスリリースより)
UNIVERSITY AT ALBANY
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