『Future Kid Takara』ティザービジュアル (c)Beyond C./Future Kid Takara製作委員会 大阪・関西万博で、NHKエンタープライズとSTUDIO4℃がタッグを組んでオリジナルショートアニメーション『Future Kid Takara』を制作し、会場内で世界初上映されることが決まった。
【動画】本格アクション&大冒険の予感! 『Future Kid Takara』特報
2100年からタイムワープしてきた未来の子どもタカラが、現代を生きる少女サラたちと出会い、すでに温暖化の影響が出ている地球のあちこちを探険。そして、自然エネルギーや森を増やすことなど気候危機を解決するためのヒントを学び、自らアクションを起こしてゆくことを決意するストーリー。
アニメ×リアル映像で構成し、約5分×全11話。ワールドプレミア上映は、SDGsの10年目の誕生日となる9月25日、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」で開催。今後、学校教材などの活用を想定する。
声は、主人公・未来の子どもタカラを梶裕貴、現代の子どもサラを吉田帆乃華が担当。梶は『進撃の巨人』エレン・イェーガー役、『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍役、『ハイキュー!!』孤爪研磨役など数々のアニメで活躍。子役の吉田は、映画『火の鳥 エデンの花』コム役で好評を博し、大河ドラマ「べらぼう』ではあやめ役を演じている。
解禁されたティザーポスターでは、主人公タカラが「この美しい地球を未来につなげるために」というメッセージを元気いっぱいに私たちに伝える。そして、背後にはタカラのアイテム飛行機ランフォが悠々と地球の周りを飛んでいる。
また、特報映像では、アニメとリアル映像で構成されたシーンが切りとられ、サラがタカラと一緒にランフォに乗り、温暖化の影響が出ている地球に探険に出る瞬間が描かれた。
■企画プロデューサー:田中栄子(STUDIO4℃)メッセージ
2100年から来た「未来の子どもタカラ」とその仲間たち。この愛しいキャラクターは、キックスターターというクラウドファンディングによって開発がスタートしました。賛同してくださった方々に心より感謝します。今回、まずは地球温暖化について学べる5分サイズのアニメとして子どもたちに届けることが決まり、科学者や教育の専門家から助言を受け、NHKエンタープライズと共に作り上げてきました。ファンタジーでありながら価値あるメッセージを提唱できる作品となっています。本作品の監督:佐野雄太氏がアニメの監督を目指した1番の理由は、アニメーションの力は世界を変えることができると信じたからです。この作品が子どもたちの、そして世界の人々の意識を少しでも変えることができたなら、こんな素晴らしいことはありません。未来の地球のためにこの作品を捧げたいと思います。
■企画プロデューサー:堅達京子(NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー)メッセージ
私は長年、気候危機を伝え、解決策を訴えるドキュメンタリーを制作してきました。このプロジェクトは、2021年放送のNHKスペシャル『2030 未来への分岐点』にSTUDIO4℃の田中栄子社長が共感してくださったことから始まりました。「今ならまだ間に合う! 未来は変えられる!」日本が誇るアニメの力を使って、子どもたちにその思いを伝えられないか。報道出身の私にとってアニメは初挑戦。一方、田中社長は『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』でプロデューサーを務め、その後、STUDIO4℃を設立し『海獣の子供』や『映画 えんとつ町のプペル』など子どもたちの心に届く作品を作り続けてきた方です。この出会いで、業界の垣根を越えたスペシャルチームが結集。試行錯誤の末に、ワクワクするアニメに、今の地球で起きている異常気象や気候危機解決への取り組みを紹介する映像を組み合わせた、ユニークでインパクトのある作品が生まれました。この美しい地球を未来につなげるために、一人でも多くの子どもたちに届くよう願っています。
■CV:梶裕貴/タカラ役 メッセージ
2この度、タカラの声を担当させていただきます、梶裕貴です。日本が誇る文化であり、これからの未来を担うアニメーションというコンテンツ。今回、大阪・関西万博で初公開されるオリジナルアニメに、声優として参加させていただけたことを心から光栄に思っております。演じさせていただいたタカラは、未来から来た子ども。まさに、好奇心とエネルギーに満ちた子どもたち=宝物のような輝きを持ったキャラクターです。描かれているドラマに対し、ピュアな気持ちを持って、真正面から向き合いました。幅広い世代に響くであろう本作。公開をどうぞ楽しみにお待ちください!
■CV:吉田帆乃華/サラ役 メッセージ
サラはポジティブな女の子で「そのままの自分でやってください」と言って頂
いたので安心しましたが、収録はやっぱりすごく緊張しました。今まで環境問題についてあまり気にしたことがなくて、しっかり考えたことがありませんでした。ただ、「暑いなぁ」と思っていただけでした。地球を守るために自分たちにできることは何か。今、学校の授業一環で食品ロスの勉強をしているので、環境問題についてもみんなで意見を出し合ってみたいと思いました!この作品を見て頂き、環境問
題を知って、一緒に考えていきたいです!
■『Future Kid Takara』(約5分×11話)
アニメーション制作:STUDIO4℃
監督:佐野雄太(『映画 えんとつ町のプペル』アニメーション監督)
キャラクター原案:木村真二
脚本:小原信治
プロデューサー:長谷川舜
企画プロデューサー:堅達京子(NHKエンタープライズ)
企画プロデューサー:田中栄子(Beyond C./STUDIO4℃)
ロゴデザイン:太刀川英輔(NOSIGNER 公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会理事長)
科学監修:江守正多(東京大学未来ビジョン研究センター教授)
教育監修:阿部治(公益社団法人日本環境教育フォーラム理事長)
動画を別画面で再生する