ウクライナ情勢をめぐるアメリカとロシアの実務者レベルの協議について、ロシア側は共同声明の採択が見送られたと明らかにしました。
サウジアラビアで24日に行われた米ロの実務者レベルの協議は12時間以上におよび、主に黒海での停戦や船の安全航行について話し合われたとされています。
ロシア側は当初、25日に共同声明を出すとしていましたが、ロシア上院のチジョフ第1国防副委員長は25日、米ロの代表団は共同声明にほぼ合意していたものの「ウクライナの立場が原因で採択されなかった」と語りました。
ペスコフ大統領報道官は「結果は分析中だ」として、協議の内容を公表しない考えを示しています。
協議に参加したカラシン上院国際問題委員長は、今後は米ロに加え、国連なども参加する形で交渉が続くとしています。
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一方、ラブロフ外相はロシアメディアのインタビューで黒海での安全な航行を実施するためには「明確な保証」が必要だとして、「アメリカがウクライナに対し合意を守るよう命じるしかない」と主張しました。
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