死亡の女児、犬追い進入か=危険な第4種踏切「廃止を」―運輸安全委

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2025年03月27日 10:31  時事通信社

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時事通信社

遮断機のない「第4種踏切」(運輸安全委員会提供、資料写真)
 群馬県高崎市の警報機や遮断機のない「第4種踏切」で2024年4月、小学4年の女児=当時(9)=が上信電鉄の列車にはねられ死亡した事故で、運輸安全委員会は27日、女児が犬を追い掛けて踏切内に進入したため、列車の接近を認識していなかった可能性があるとする調査報告書を公表した。安全委は、事故が起こりやすい4種踏切を廃止するか、遮断機のある「第1種踏切」に改良すべきだと提言した。

 報告書によると、運転士は踏切の約70メートル手前で女児と犬に気付き、約50メートル手前でブレーキをかけたが、間に合わず衝突。衝突時は時速約62キロで、安全委は「踏切手前で停止させることは不可能だった」とした。

 同社は22年、沿線自治体に4種踏切の廃止に向けた意向調査を実施。事故があった踏切は「地元の意向が分からない」などの理由で廃止されず、注意喚起の看板を設置するにとどまっていた。事故後、群馬県は、県内すべての4種踏切の廃止や改良を促すため、支援措置を講じる方針を決めた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 4種が本当に危険なのか?この状況なら1種であっても追いかけて突入する事もありえる。踏切そのものが危険というならいざ知らず、4種だけやり玉ってのはなにか違う気がする。
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