料理人だからこその発想から生まれた、焼肉店で使えるおいしい裏ワザが、SNSで注目を集めています。
「焼肉でメニューにキノコがあったら焼いてタレに入れてください。 出汁が出てタレが美味しくなります」
この裏技を紹介したのは、都内某レストランの料理長をしながらさまざまな調理のアイデアをＸに投稿している麦ライス（シェフ）さん（@HG7654321）。
コメント欄には早速、お店で試してみた人も登場し「マジで旨くなるよー 個人的に2割増かなー」という感想もあったこの投稿について、詳しいお話を聞きました。
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料理人ならではの科学的な理由があった！
——キノコを焼いてタレに入れるとのこと。麦ライスさんは、よくされるのですか？
「必ずではないですが、焼肉店のメニューにキノコがある場合、最初に頼んでやることが多いですね。キノコは加熱することで繊維から水分と一緒にグアニル酸などの旨み成分も滲み出てきます。さらにタレの塩分による浸透圧からキノコの出汁がタレに流出します。こうして旨みたっぷりのタレが出来上がるというワケです」
——お肉のグルタミン酸やイノシン酸が、キノコのグアニル酸と好相性ということでしょうか？
「もちろんそれもありますが、キノコの焼いた香ばしさや旨みがタレに加わるので、タレそのものの味がグレードアップするんです」
——もし、メニューにキノコの種類がたくさんある場合、オススメはありますか？
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「比較的焦げにくいという理由から、“エリンギ”がおすすめです。タレにキノコを入れて旨みアップさせる場合、焦げるとタレが苦くなってしまうので『焦がさないように焼く』ということが最も重要になってきます。焼肉店の焼き方スタイルにもよりますが、火加減が難しいので！焦げないように、網やプレートの上で、中火の場所を探して焼くと良いですよ」
——キノコのほかにタレに加えたらさらに美味しくなるオススメ食材はありますか？
「焼くと甘みが増してトロトロな食感も楽しめるネギが超おすすめです！」
——美味しそう！ほかにも、焼肉を美味しくいただく裏ワザがあれば教えてください！
「タレが付いていないお肉が出て来た場合は、予め塩を振ってから焼くと美味しく食べられます。分厚いお肉ほどおすすめですので、ぜひ試してみてください」
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タレのことから、さらに美味しい焼肉の裏ワザまで教えてくださった麦ライスさん。ちなみに「最後に残るタレのしみ込んだキノコは、サンチュと一緒に巻いて食べると無駄なく美味しく食べられます」とのことでした。
焼いたキノコを入れる裏ワザ、市販の焼肉タレをワンランクアップさせたいときに大活躍すること間違いなし。これからの季節、バーベキューをする時は、食材の買い出しで「エリンギ」をお忘れなく！
（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・馬場 かやの）
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