フリーランス法違反で45社指導=施行後初、取引条件明示せず―公取委

28

2025年03月28日 17:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

公正取引委員会=東京都千代田区
 公正取引委員会は28日、フリーランス新法が定める取引条件の明示義務などに違反したとして、アニメーション制作業やゲームソフトウエア業などの45社を指導したと発表した。昨年11月の同法施行後、発注側への指導は初めて。契約で明示すべき報酬の支払期日設定など、取引適正化に向けた是正を求めた。

 同法は、フリーランスに仕事を発注した企業に報酬額など契約内容の明示や、60日以内の支払期日設定などを義務付けている。公取委がフリーランスとの取引が多い4業種77社に集中調査を実施し、6割弱の45社で違反行為を認定した。

 指導を受けたのは、アニメーション制作業の18社、ゲームソフトウエア業の13社、フィットネスクラブ業の12社、リラクセーション業の2社。違反の内訳は取引条件の明示が39社、期日内の報酬支払いが21社。15社についてはこの両方で違反があった。

 このうちアニメーション制作業では、報酬額や支払期日を明示しない事例があった。フィットネスクラブ業では、SNS投稿業務の委託で期日内に報酬を支払わない事例があったという。 

このニュースに関するつぶやき

  • 正当な報酬を支払わないタダ働きさせるような悪党は厳罰に処さないと、これこそが国の屋台骨を揺るがす悪の元凶だよ。
    • イイネ!15
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(22件)

ニュース設定