米連邦通信委員会の紋章(AFP時事) 【ニューヨーク時事】米連邦通信委員会(FCC)は28日、少数派にも配慮する「多様性、公平性、包括性(DEI)」の取り組みを巡り、米娯楽大手ウォルト・ディズニーと傘下の米放送局ABCを調査すると発表した。
通信や放送の規制を担う政府機関であるFCCのカー委員長が、ディズニー宛ての書簡をX(旧ツイッター)に投稿。ディズニーとABCが不当な採用を助長し、「FCCの雇用機会均等規則に違反していないか確認したい」と説明した。
トランプ米大統領はDEI推進に終止符を打つ大統領令に署名。ディズニーは政権の方針に呼応してDEIプログラムの一部を撤回したと報じられたが、カー氏は「重大な懸念が残っている」と指摘した。