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<フィギュアスケート:世界選手権>◇29日(日本時間30日)◇第4日◇TDガーデン(米マサチューセッツ州)◇男子フリー
【ボストン=松本航、藤塚大輔】イリア・マリニン(20=米国)が、自国開催の世界選手権で2連覇を果たした。
ショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーで、世界唯一のクワッドアクセル(4回転半)を含む6本の4回転ジャンプを着氷させて、今季自己ベストの208・15点をマーク。合計も今季最高となる318・56点で完全優勝を飾り、来年の2026ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)が控える来季へ弾みをつけた。女子のアリサ・リュウ(19)と米国勢アベック優勝となった。
4大会連続の出場のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)は、初の表彰台となる銀メダル。フリーではトリプルアクセル(3回転半)−1回転オイラー−4回転サルコーを成功させるなど、ほぼ「ノーミス」演技で通して192・70点をマーク。合計は287・47点だった。
3大会連続で銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)はジャンプに精彩を欠き、フリー10位の171・10点。SP2位から順位を落として総合3位となった。SP5位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)は、合計270・56点で総合6位。来年の各国・地域五輪出場枠の最大「3」は確保した。
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SP24位と出遅れた初出場の壷井達也(22=シスメックス)は3つ順位を上げて21位だった。
◆男子上位成績
<1位>318.56点 マリニン
<2位>287.47点 シャイドロフ
<3位>278.19点 鍵山
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<4位>275.48点 アダム・シアオイムファ(フランス)
<5位>272.52点 ケビン・エイモズ(フランス)
<6位>270.56点 佐藤
<21位>216.26点 壷井
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