限定公開( 4 )
息子さんが「物語のワンシーンを作る」という課題で作った作品に、1万2000件を超えるいいねが付き(記事執筆時点)、「臨場感ありまくり」「天才だ!」と話題になっています。
息子さんのステキな作品をThreadsに投稿したのは、マンガ家・イラストレーターの水谷さるころ(@salucoro)さんです。
●息子さんが作った物語のワンシーンは木こりが……
水谷さんの息子さんが、「物語のワンシーンを作る」という課題に取り組み作ったのが、『金の斧、銀の斧』というタイトルで日本でも知られるイソップ童話『金の斧』の「木こりが斧を落とした瞬間」を切り取った作品でした。
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木こりが斧を落とし、ひざをついて、がっくりしている場面は、その絶望感が伝わってきます。近くに見える木と遠くに見える木がしっかり描き分けられているのも上手。
また、水谷さんによると、斧の先端は水に沈んでいるので、欠けているのだそうですよ。今まで切っていたと思しき木は立体になっており、細かな表現力がすごい!
●作品のモチーフになったのはイソップ物語の『金の斧、銀の斧』
このお話は木こりが水の中に斧を落としてしまった後、水の中から女神様が出てきて「お前が落としたのは……」と尋ね、金の斧や銀の斧を提示されても自分のだとうそをつかず、使い古した斧が自分のであると正直に伝えたことで、金と銀の斧をもらったという「正直者は得をする」というお話です。
もし、このお話のワンシーンを切り取るとしたら、女神様と木こりがやりとりしているところを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、王道の場面ではなく、“木こりが斧を落とした瞬間”を切り取ったところにセンスを感じます。
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小学4年生の課題で、この作品を作る学校も多いようですが、子どもたちそれぞれの個性が出そうな楽しい課題ですね!
●「表現力が高い!」と驚きの声集まる
「木こりが斧を落とした瞬間」の作品を見た人からは「背景の遠近感が素晴らしいのと、この上ない絶望感の表現力最高」「あぁー終わったー……明日からどうやって飯を食えば………」って聞こえてきます! 良い作品だと思います!!」などのコメントが寄せられています。
マンガ家・イラストレーターとして活躍中の水谷さんは著書『子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい』(幻冬舎)が販売中です。また、息子さんとの日々をつづったマンガブログ「マイル日記」では、今回、話題になった投稿の裏話も読むことができます。
画像提供:水谷さるころ(@salucoro)さん
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