「未来に絶望しないで」――大阪万博の“ガンダムパビリオン”公開、富野由悠季氏からも期待の声

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2025年04月10日 17:51  ITmedia NEWS

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「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」とガンダム像 (C)創通・サンライズ

 4月13日に開幕する大阪・関西万博で、ひときわ注目を集めている「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」(ガンダムパビリオン)。出展するバンダイナムコホールディングスは4月9日、報道機関向けの公開日「メディアデー」に際して開館式を行った。同社の浅古有寿(あさこ ゆうじ)社長らがテープカットに臨んだほか、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」総監督の富野由悠季氏によるコメントも発表された。


【画像】水蒸気を噴き出すガンダム、ライトアップの様子、3体いるという“隠れミャクミャク”など(計12枚)


 GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONは、機動戦士ガンダムシリーズの世界観を、新作映像を通して描き出す体験型のパビリオン。アトラクションと合わせて目玉に据えているのが、屋外に設置された“実物大ガンダム像”だ。


 2024年3月末にフィナーレを迎えた、横浜の“動く実物大ガンダム”の外装を再利用して建設したもので、指先までの高さは16.72m、頭頂高は12.31m、総重量は49.1t。片膝をつき、右手を空に掲げるポーズは「宇宙、そして未来に向けて手を差し伸べる」様子を表現したものだという。開館式では、ガンダム像の胸部・背部から水蒸気が噴き出す様子が披露された。


 バンダイナムコHDの浅古社長は「ガンダム作品の世界観に詰められた、まだ実現できていない新しい技術を未来の可能性として描くのがこのパビリオン。特に未来を担う子どもたちが、新しいテクノロジーや宇宙に興味を持ったり、新たな夢を持ったりするきっかけになれば」と期待を寄せた。


 開館式では「機動戦士ガンダム」総監督・富野由悠季氏によるコメントの一部も公開された。富野氏は「『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』でご覧いただいたものは、まだ全部夢物語だが、『そういう可能性があるのだから未来に絶望しないで』といえることが大事」とコメント。


 「未来につながる研究やビジョンに触れると、50年100年たっても人類の未来のためにやるべき仕事があるんだという希望を感じることができる。多くの人に見ていただき、人類の未来と可能性についての認識を高めていただければ」と述べている。コメントの全文は、4月13日に発売される同パビリオンの公式ガイドブック『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』に掲載される。


 メディアデー当日の夜には、万博本番と同様に、ガンダム像のライトアップも行われた。点灯した両目が昼間とは異なる表情を演出しており、水蒸気の演出と照明の相乗効果からか、ガンダムの存在感がいっそう際立って感じられたのが印象的だった。


 報道機関向けに公開された、パビリオン内部の様子やアトラクションの内容については、別途取材記事にて紹介している。



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  • 左巻きが後先考えずに耳障りのいいことだけ吹聴しちゃうような世の中では絶望もするわな。結局、言ってるようにならないという。
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