今季2勝目を挙げた山本由伸(写真=GettyImages)○ ドジャース 3−0 カブス ●
<現地時間4月11日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがカブスとの本拠地カード初戦を制して2連勝。先発登板した山本由伸投手(26)が6回無失点と好投し、今季2勝目を挙げた。
中6日でのマウンドとなった山本は、先頭打者ハップをスプリットで空振り三振とすると、2番タッカーはこの試合最速96.7マイル(約155.6キロ)のフォーシームを外角低めいっぱいに投げ込み、見逃し三振に射止めた。続く3番の鈴木誠也も右飛に打ち取り、初回を三者凡退の好スタート。2回、3回も快投を続け、打者1巡をパーフェクトに抑える上々の立ち上がりを見せた。
スコアレスで迎えた4回表、先頭打者ハップから再び空振り三振を奪うも、2番タッカーに二塁打を浴び、この試合初めて走者を背負った。続く鈴木には右前安打を許したが、一塁をオーバーランした鈴木を野手陣が見逃さず、挟殺プレーでアウトに。二死三塁から4番ブッシュを空振り三振に仕留めてピンチを切り抜け、マウンド上で雄叫びをあげた。
山本は5回表を三者凡退とし、6回表には二死から四球を与えたが、最後は2番タッカーをカットボールで空振り三振に抑えて降板。今季30球団最多得点と好調のカブス打線を封じ込み、東京開幕戦以来の白星を手にした。
ドジャース打線はカブスの先発左腕ボイドに対して苦戦が続くも、6回裏に一死一、二塁とこの試合初めての得点圏を迎えると、5番トミー・エドマンがMLB全体トップに並ぶ6号3ランを放って先制に成功。7回以降をカービー・イェーツ、ブレーク・トライネン、タナー・スコットの3投手がパーフェクトに抑え、完封リレーを締め括った。
この試合の山本は6回、今季最多の103球を投げて2被安打、1四球、9奪三振、無失点という投球。今季4戦目を終えて成績は2勝1敗、防御率1.23、MLB全体トップの28奪三振を記録している。