中学教諭が体罰、生徒頭蓋骨折=現在も入院―宮崎・日向市
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2025年04月12日 16:31 時事通信社

宮崎県日向市教育委員会は12日、市内の公立中学校で9日、30代の男性教諭が生徒に体罰をし、頭部にけがをさせたと発表した。保護者への聞き取りでは生徒は頭蓋骨を骨折し、手術を受け現在も入院中という。
市教委によると、教諭は9日朝、廊下にいた生徒に席に着くよう促したが、指示に従う様子が見られないと判断し、廊下の柱部分に押し付けるような行為をした。生徒は倒れ、近くにあった布巾掛けのフックに頭をぶつけたとみられる。
生徒はその後、保健室で頭部を冷やすなどの処置を受けたが、痛みを訴えたため教諭に付き添われ帰宅。市内の病院を受診したところ、頭蓋骨骨折と診断され、同日中に緊急手術が行われた。現在も入院中だが、会話はできる状態という。
市教委は、被害を受けた生徒の学年や性別は明らかにしていない。
今村卓也教育長は「生徒にけがをさせたことは大変遺憾。二度とこのようなことが起きないよう、指導の徹底を図り、再発防止に取り組む」とするコメントを発表した。
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