ママスタ子どもが幼いうちはできるだけ長い時間一緒にいてあげたい。そう思うのは親の常かもしれません。しかし仕事や用事などさまざまな事情でそうもいかないこともあります。先日ママスタコミュニティに寄せられたのは、「母親が夜いなかったらかわいそう?」というタイトルのこんな投稿。投稿者さんは旦那さんと死別したシングルマザーです。
『子どもは小学低学年で、夜いないときは学区内の祖父母宅にいます。月4〜5日なんだけどかわいそう?』
投稿者さんは夜勤の仕事のため、月に4〜5回程度、家を空けなければいけなくなるそう。夜勤をすることで月収が5万円ほど増えることも綴っていました。そこで近くに住む自分の両親に小学生のお子さんを預けようかと考えています。しかし子どもがかわいそうなのではないかと不安に思い、ママたちに意見を求めていました。
夜勤の仕事なら仕方ないし、全然かわいそうではないよ!
『かわいそうではないよ。母子家庭ではないけど私は夜勤に入っているよ。家に旦那いるし、別に』
『うちの職場の看護師さんたちが子どもは旦那か親に見てもらって病棟の夜勤しているから、別にかわいそうとは思わないよ。夜勤だとかなり稼げるしね』
投稿者さんの仕事や収入などの詳細はわかりませんでしたが、夜勤の仕事を月に4〜5回やると月5万円の収入になることが語られていました。シングルマザーで自分が大黒柱となって働かなければいけない立場の投稿者さん。月に5万円は大きな収入ですよね。ママたちからも「夜勤の仕事なのだから仕方ないし、その日数なら子どももかわいそうではないと思う」という肯定的な意見が寄せられていました。実際に看護師さんなど夜勤のお仕事をしているママは、夜の間は旦那さんなどが子どもを見ていてくれているでしょう。「母親が仕事で夜いない」という状況の子どもは珍しくないですし、客観的に見ても決してかわいそうとは思わないのではないでしょうか。
『祖父母が見てくれるならいいと思う。週1回、おじいちゃんおばあちゃん家に泊まりに行くってだけで、親が罪悪感を持っているから考えすぎちゃうだけではないかな。私も母子家庭で育ったからそう思うけどね』
『全然かわいそうじゃないでしょ。母親にも祖父母にも愛情かけてもらって幸せだと思うよ』
また家に置き去りにしているのではなく、近くに住むおじいちゃんとおばあちゃんと一緒に過ごせてお泊りができるのですから、子どもにとってはむしろ楽しいことかもしれません。「祖父母から愛情をかけてもらって幸せだと思う」「祖父母が優しいなら全然あり」という意見も多く届きました。
預けるときはご飯を豪華にしたり、お楽しみを作ったりするといいかも
『母子家庭で小学生の頃、母に夜勤があった。寂しいと思ったことはなかったな。いない日はちょっとだけ豪華で、私の好きなご飯とか、お菓子を置いててくれたから嬉しかった。母が好きな女優さんのドラマを夜な夜なこっそり見てノートにあらすじを書いて寝て、翌朝母に伝えるのが大好きで、母には「また10時まで起きていたの? 早く寝ないと」と言われたけど、寂しいとは思わなかった。ただ中学のときに母に彼氏らしき人ができて、夜に出かけていくことがあったときはすごく嫌で、反抗期もあったからボロカスに言った』
『祖父母も協力的で子どもも懐いているなら、生活のためだししょうがない。でも毎回「祖父母の家に泊まりたくない! お母さん行かないで!」と泣いて拒否して、無理矢理ならやめたほうがいいかもね』
今回の投稿では自分自身も母子家庭で育ったり、実母が夜勤で夜に家にいなかったりした経験を持つママたちからさまざまな体験談も寄せられていました。「別に寂しくなかったよ」と当時を振り返っていたママのコメントには、夜勤の日は小さなご褒美やお楽しみがあったため、それが嬉しかったという思い出も綴られていました。また夜勤から帰ってきた実母に、夜勤中の出来事を話したり、特別なコミュニケーションを取ったりしたことから寂しさが和らいだようですね。一方、仕事でいないのは理解しているものの、プライベートなことや彼氏とのデートなどで家にいないことを知ると、とても反抗したんだとか。子どもながらに自分を優先されていないことがわかって、辛く感じてしまったのかもしれませんね。また仕事のためとはいえ、お子さんが明らかに「ママ行かないで」と寂しがっている様子が見られるのであれば、無理に夜勤をするべきではないのでは? という意見も。
今は寂しい思いをさせても数年後にきっと理解してくれるときがくる
『うちも母子家庭で、母親が夜中の皿洗いに行っていた。そのときはお布団を涙で濡らすこともあったけど、「お母さんが自分たちのために働いてくれている」と、もう少ししたら理解できると思うよ。ちゃんと祖父母の家にいることだし、お母さん頑張ってね』
『仕事だから仕方ないよね。一緒に過ごすときにきちんと話したり、甘えさせたりしたらいいと思うよ。同居祖母に家事育児丸投げして、母はフルタイムと趣味で週2は夜にいなかったし、全く子どもに寄り添わない人だったから寂しかった。あなたは心配してこうして相談しているし、大丈夫だと思うよ』
投稿者さんに限らず、子どものために一生懸命仕事したいものの、寂しい思いをさせてまで働くことは子どものためになっているのか? というジレンマを抱えるママは多いでしょう。これはシングルマザーにしろそうでないにしろ、働くママ全員が経験することではないでしょうか。しかし今はまだ小学生でよくわからなくても、いずれはママの頑張りを理解してくれるときがくるはずです。「ママ行かないでほしい」「夜も家にいてほしい」と子どもが寂しがったとしても、収入のために働かなければいけないのであれば仕方がないこと。投稿者さんの場合は祖父母に預けたり、わが子を心配したりしてしっかり愛情を持って子育てしているのですから、罪悪感を持ちすぎる必要もないのではないでしょうか。「一緒にいる時間にたくさん甘えさせてあげたり、話を聞いたりしてあげて」というアドバイスもありました。ママスタコミュニティのママたちの多くが投稿者さんを応援していた今回の投稿。投稿者さんはお子さんへのフォローをしつつ、夜勤のお仕事を頑張ってほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美
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