<陸上:日本選手権>◇12日◇熊本・えがお健康スタジアム◇男子1万メートル
駒大の大八木弘明総監督が、海外合宿の重要性を力説した。
同大の卒業生で、24年にトヨタ自動車加入後も指導する鈴木芽吹(23)が初優勝。圧倒的なロングスパートで、27分28秒82をマークした。大八木総監督はレース後に取材に応じ、「我慢ができた。勝ちレースができた。最後のスピードには自信があったんでしょう」と手放しでたたえた。
年明けは米アルバカーキでの高地トレーニングなど練習を積んだが、その成果が出た形だ。海外合宿を巡っては、青学大の原晋監督が「なんであれに行くのかは不思議でならない」と持論を展開して話題となったが、大八木総監督は「向こうに行くとメダリストとの出会いもある」とその有用性を強調。「そういう選手の練習を見させてもらったりするのは、良い勉強、良い刺激になる」と話した。実際、今回の合宿では23年世界選手権1500メートル王者のジョシュ・カーと練習をともにしたことが学びになったという。「(グラント・)フィッシャーもサンモリッツでは一緒だった。子どもたちは刺激をもらって『よっしゃー』と。国内では得られないでしょうね。私たちも興奮するくらいですから」と、私見を述べた。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。