中国、万博で「月の石」展示=日米と成果競う

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2025年04月13日 08:01  時事通信社

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中国の無人探査機「嫦娥6号」が月の裏側で採取した石=2024年11月、中国広東省珠海市
 【北京時事】中国は13日開幕の大阪・関西万博で「月の石」を展示する。月の表面と裏面で採取した石のかけらを並べて公開。日本や米国も宇宙の石を展示する見通しで、3カ国が宇宙開発の成果を競う形だ。

 「イノベーションの発展をリードする中国のたゆまぬ努力を紹介する」。中国で万博を担当する中国国際貿易促進委員会(国貿促)の李慶霜副会長は今月上旬の記者会見で、中国館の狙いについてこう説明した。

 中国は昨年6月、独自開発した無人探査機「嫦娥6号」を使い、世界で初めて月の裏面で石を採取し、地球に持ち帰った。2020年には「嫦娥5号」で表面の石も入手済み。国貿促によると、来場者は会場で、その二つを近くで見比べることができるという。

 一方、日本政府が出展する日本館では、日本の南極観測隊が発見した世界最大級の「火星の石」を展示。米国は人類が最後に月面へ降り立った1972年12月のアポロ17号のミッションで採取した月の石を公開する。

 中国は今回、国・地域別で最大級の約3500平方メートルの巨大パビリオンを設営。北京の日系企業幹部は、米国との対立が深まる中、「『大国』中国を世界にアピールする狙いがある」との見方を示した。中央政府や各地方は万博に合わせ、日本へ経済使節団を派遣する考えも表明している。 

報道陣に公開された大阪・関西万博の中国館の内部=9日、大阪市此花区
報道陣に公開された大阪・関西万博の中国館の内部=9日、大阪市此花区

このニュースに関するつぶやき

  • 今更見てもって感じだよな��������宇宙人の死体くらい見せないとインパクト無いよな。
    • イイネ!22
    • コメント 2件

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