S広島R戦でフル出場した眞城美春 [写真]=WE LEAGUE 2024-25 SOMPO WEリーグ第17節が12日に行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザとサンフレッチェ広島レジーナが対戦。後半アディショナルタイムの北村菜々美の得点が決勝点となり、東京NBが1−0で勝利し、消化試合数の1試合多い首位INAC神戸レオネッサとの勝ち点差「1」を維持した。
フル出場した東京NBの眞城美春は「相手のペースで進むことが多い中、最後に1点取れて勝てたことはチームにとってすごく大きな勝ち点3です。守備の時間が多くなった時もあった中で失点しなかったことはポジティブに捉えたいですが、ボールを持ったところでもっとできたことはあったと思いました」と試合を振り返った。
自身は追加招集ながらなでしこジャパンに合流。6日の国際親善試合は合流当日だったため、登録外となったが、2日後のコロンビア代表戦では練習試合ではあったものの、フル出場して1得点を挙げた。「憧れの選手の皆さんがなでしこにはいて、一緒にやりたい思いが改めて強くなりました。そのためにはチームで結果を残すことが重要だと思うので、結果を求めてやっていきたいです」と、東京NBでの結果にフォーカスしていきたいと話す。
その“憧れ”の選手の一人である長谷川唯とは一緒にピッチに立つことは叶わなかったが、「最初会った時に『よろしくね』と言ってくれてハグしてくれたので、ちょっと安心できた部分もありました」と笑顔で振り返りつつ、「一緒にプレーできなかったのは残念でしたけど、やっぱり一緒にプレーしたいという思いがさらに強くなった期間でした。コロンビア戦はベンチの横で見ていましたが、唯さんが起点になった攻撃はチャンスにつながりますし、ゴールに直接つながるようなアイデアがある、見ていて面白いと思えるサッカーができる人だと思うので、唯さんと一緒にサッカーをして、面白いサッカーを皆さんに届けられたらいいなと思いました」と、今度は同じピッチでプレーしたい意欲を語っている。
「ゴールを取れたことは自身になりました。ボールを持ったときに自分の技術といった部分は発揮できたと思います」と代表活動を改めて振り返った眞城。「ベレーザの選手はみんな代表に選ばれてもおかしくないと思いますし、その中で自分が選ばれたことで、より責任を持って練習して、みんなのいい刺激になればと思ってプレーしています。自分がいいプレーを常に出していけば、チームの底上げにもなると思いますし、そういう部分を頑張っていきたいと思います」と、代表活動で得られた経験を、自身のプレーでまずは示したいと続ける。
東京NBは16日、勝ち点差1で3位の三菱重工浦和レッズレディースと、優勝争い生き残りに直接つながるビッグゲームを控える。眞城は「優勝を取る上で一番大事な試合になってくるので、そこにすべてをかけるつもりで準備していきたいですし、ベレーザらしいサッカーができればいいですけど、まずは勝利にこだわって勝つことが一番だと思います」と、勝利を誓っている。