
前回からの続き。私はユイカ。夫が予定より早めにカケルさんの家に行くことになりました。「明日から行く」と言われて私はびっくり。美容室の予約だってたくさん入っていますし、何より来週にはナギが通っているダンス教室の発表会だってあります。ナギは半年ほど前から夫に「絶対見に来てね」と言っていて、一生懸命練習していたのです。ナギとの約束を破る夫を、私は許すことができません……。
翌日、夫は私たちに挨拶することもなく、朝早くに家を出ていきました。



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今回の件は私だけでは解決できず、急なことで申し訳ないながらもこれまで最低限の付き合いだった両親を頼ることに。
両親は少し戸惑いながらも、拒否することなく受け入れてくれました。ナギのダンスの発表会にも2人揃って来てくれて、「頑張ったね」「上手だったね」とたくさん褒められたナギはとても嬉しそうでした。
そして私は両親に支えてもらいながら、離婚に向けて準備を進めることにしたのです。
【第4話】へ続く。
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