赤ワインに氷、カレーやたこ焼きにワインはあり!? 人気ソムリエが教える「ワインの楽しみ方」

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2025年04月14日 14:00  クックパッドニュース

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おうちワインがもっと楽しくなる

かつては外食で楽しむお酒だった「ワイン」。近ごろはスーパーやコンビニなどで気軽に買えるようになり、ぐっと身近なお酒となりました。

しかし、おいしい商品の見分け方や食べ物との相性など、他のお酒に比べてまだまだわからないことが多い方もたくさんいるのではないでしょうか。

今回ご紹介する書籍「ワインを楽しむ 人気ソムリエが教えるワインセレクト法」は、そうした「おうちワイン」の楽しみ方を教えてくれるガイドブックのような一冊です。

著者はワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」の講師兼ワイン&飲料ディレクターで、ワインに関する情報を積極的に発信している人気ソムリエの田邊公一さん。ワインの選び方やおすすめの銘柄、知っておきたいワイン知識などを初心者にもわかりやすく解説してくれています。

今回は、「ワインを楽しむ 人気ソムリエが教えるワインセレクト法」より、おうちでワインを気軽に楽しむための知識を抜粋してご紹介。これからおうちワインを楽しみたいと考えている方はもちろん、今までもおうちでワインを楽しんでいたという方も必見です。

意外に氷を入れるのもアリ!? ワインの温度


「赤ワインは常温で」。これはワインの楽しみ方の定説としてよく言われてきたことで、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、本書で田邊さんは「赤ワインも少し冷やして飲んだほうがおいしい」と解説しています。

赤ワインの理想的な飲用温度は14〜20℃といわれています。これは私たちが快適に過ごせる室温の24℃より低く、夏ならさらに温度差が発生します。

赤ワインをグラスへ注いで飲んでいるうちに温度が上がっていくことを考えると、赤ワインも「気持ち冷たく」したほうがおいしく飲めるのです。

また最近は、冷やしたり、氷を入れたりして飲むことがおすすめされている赤ワインもあります。そうしたワインはぜひ冷やして飲んでみてくださいね。

カレーやたこ焼きも◎! 料理とワインの上手な合わせ方

おうちでワインを飲む機会が増えると、いろいろな料理と合わせてみたくなりますね。しかし、どんな料理と合わせればいいかがよくわからない……そんなときは、田邊さんオススメの組み合わせを試してみてください。意外な料理がワインに合うことに驚きますよ。

料理とワインのペアリング、7つのポイント

料理とワインを組み合わせる際は、7つの法則を意識するとぐっと楽しみ方が広がるそう。といっても難しいものではなく、誰もが簡単に理解して実践できるものなので、ぜひペアリングの際に参考にしてみてくださいね。

1.食べる料理の「土地」を意識してワインを選ぶ
2.料理全体を見て「主役」が何かを見極める
3.料理の「色調」とワインの色調を合わせる
4.ワインの「香り」から料理を決めていく
5.「酸味」の種類を考える
6.「甘味」には甘味で応える
7.「渋み」の多いワインには油脂分の多い素材を

ここからは、具体的な料理名を挙げながら、ワインのペアリング方法をご紹介します。

焼き鳥は、味付けにあわせてワインの種類を選ぶ


焼き鳥はたれ・塩など、味付けに合わせたワインを選びます。塩なら白ワイン、たれは 赤ワインをペアリングするのが基本です。

また鶏肉の部位に応じて、ワインの産地や味わいを考えるとよいでしょう。たとえば、香ばしく焼き上げた手羽先にはカリフォルニアの「ケンウッド・シャルドネ」をペアリング。シンプルで奥深い味わいを楽しめます。

一方、うまみが詰まったせせり・ももにはオレンジワインがおすすめ。本書ではジョージアの「ストリマラ二・ルカツィテリ」を合わせています。

さらに、炭火焼きの場合はスモーキーなニュアンスのワインを合わせるといったテクニックも紹介されています。

たこ焼きにはまろやかな赤ワインを


ビールやハイボールと相性のよい「たこ焼き」。意外にも赤ワインと合わせられる料理なんです。

たこ焼きにたっぷり使われるコクのあるソースには、まろやかな赤ワインがおすすめ。日本でも有名な「ボジョレー・ヌーヴォー」やオーストラリアの「メルロー」などが向いています。また、日本のワインも合わせやすいですよ。

お好み焼きや焼きそばも同様にペアリングできますので、ぜひ試してみてくださいね。

スパイシーなカレー×まろやかなワイン


カレーとワイン、意外な組み合わせですが、スパイシーな風味と辛さを包み込む甘くてまろやかなワインを合わせれば一緒に楽しめます。

例として本書では、3種類のカレー×ワインのペアリングが紹介されています。まずイタリアのロゼスパークリングワインは、シーフードカレーとの相性が抜群。ほどよい甘さとまろやかさでカレーを包み込み、ロゼの持つヨードの香りがシーフードの風味とマッチします。

また、ビーフカレーにはチリの赤ワインがおすすめ。さらにポルトガルの「プアル」はカレー粉のような香りの成分「ソトロン」の含有量が多く、カレー特有のスパイス感と香味、辛味に対して同調性があり、カレーとマッチするワインです。

さらにワインが楽しめる情報が満載

本書ではほかにも、「サイゼリヤでワインを楽しむ方法」や「安くておいしい、絶対間違わない銘柄」など、ワインを気軽に楽しむための情報が満載。読めば今までよりぐっとワインが身近に感じられることでしょう。

奥の深いワインの世界に足を踏み入れる際に知っておきたい知識が網羅された一冊。ワインを楽しみたい方は、ぜひ書店でチェックしてみてくださいね。

ワインを楽しむ 人気ソムリエが教えるワインセレクト法(マイナビ出版)


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