【ジャンプ】佐藤柚月が東京美装に加入 スキー部初の女子ジャンプ選手 26年冬季五輪目指す

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2025年04月14日 17:11  日刊スポーツ

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東京美装入りしたジャンプ女子の佐藤(撮影・保坂果那)

ノルディックスキーの東京美装は14日、札幌市内で新体制会見を行った。70年のスキー部創部以来初の女子ジャンプ選手として加入した佐藤柚月(18)が出席し「小学校のころから温かく、ファミリーみたいなチームだと思っていた。あこがれのチームに入ることができて、とてもうれしい」と、喜びを口にした。


3月に札幌日大高を卒業したばかりの18歳。高校1年時からW杯代表入りするホープには、複数チームからオファーが届いた。その中で「女子ジャンプの新しい道を切り開ける」という理由で、女子ジャンパー1号になれる東京美装入りを選んだ。最も早く声をかけた金子祐介監督(48)は「もう10カ月ほどしかないが、目標としては五輪代表」と、26年2月のミラノ・コルティナ五輪出場への期待を寄せる。


五輪プレシーズンだった24−25年はW杯で自己最高16位に入り、世界ジュニア選手権では個人6位の成績を残した。無駄な動きがない空中姿勢が武器。今後は新たに就任した成田楓コーチ(30)のサポートを受けながら男子選手にまざって、パワーアップに取り組む。小学生時代からあこがれる高梨沙羅(28=クラレ)を「超えていきたい」と、女子ジャンプ界エースへの成長を誓った。【保坂果那】


◆佐藤柚月(さとう・ゆづき)2007年(平19)1月22日、札幌市生まれ。3歳上の姉美月の影響で札幌月寒小1年から札幌ジャンプ少年団で競技を始める。札幌羊ケ丘中3年時に全国中学優勝。W杯は札幌日大高1年だった23年札幌大会で初代表入りし、24年同大会で初出場。最高は25年ラハティ大会の16位。世界ジュニア選手権は23年女子団体金メダル獲得、個人最高は25年の6位。家族は両親と姉。161センチ46キロ。

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