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政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、立憲民主党の小西洋之参院議員を相手に起こした名誉毀損(きそん)訴訟の請求を放棄した。16日付。訴訟は終結し、小西議員側は17日、「スラップ訴訟(どう喝訴訟)だ。裁判をするなら最後まで堂々とやるべきだ」と立花氏の対応を批判した。
立花氏は兵庫県議会調査特別委員会(百条委)委員長だった奥谷謙一県議に起こした同種訴訟でも、15日に請求を放棄したばかり。
小西議員は2024年12月、X(ツイッター)で、24年11月に投開票された兵庫県知事選に絡み「虚偽の誹謗(ひぼう)中傷などを拡散し後にそれを認めた立花氏」などと投稿した。
小西議員の代理人弁護士によると、立花氏側はこの投稿が名誉毀損に当たるとして、160万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。小西議員側は投稿内容は真実で、名誉毀損には当たらないと反論していた。16日にあった第2回弁論準備手続きで、立花氏が請求放棄を口頭で通告したという。
立花氏は17日、「裁判というクローズドな場ではなく、小西さんと直接対談したいと思い請求を放棄した。小西さんは対談の要求から逃げないでほしい」とコメントした。
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