



ということで私は今回、ケイゴと一緒に義実家へお邪魔することになりました。義実家が営むお寿司屋さんでは、その日貸し切りで親族30人ほどの宴会が開かれるそうです。私たちは親戚が集まる少し前に到着しました。しかし……。



義父は宴会に出ていて厨房には入らず、義母が数人のアルバイトさんを取りしきっています。私は厨房の奥の洗い場でかれこれ3時間ほど、ずっと皿洗いなどの裏方作業。どうして私だけ誰にも見えないこんな場所で働かされているのか……?


義母が手でつまんだローストビーフ。促されるままあーんと口を開けながら、ふと思いました。「私は犬かいな!」
身内だから働けってこと? でもケイゴも、ケイゴの妹さんも普通に宴会に参加しているよね? そもそもこんなに親戚が来ているんだから、手分けすればいいんじゃないの? なんで私だけ?
ケイゴは親戚たちとお酒を飲んでいて、私の様子をうかがいにすら来ません。「一緒に帰省してほしい」って頼み込まれたから来たのに、到着するなりずっと皿洗い。いったいどういうことなんでしょう。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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