
桜の名所と知られる公園で何者かがドリフト走行し、草地や芝生がえぐられる被害が発生しました。
被害に遭った大寺ふれあい公園(山形県山辺町)は旧大寺小学校跡地で、蔵王連峰と山形盆地を望む桜の名所です。東屋のある芝生の広場を囲うように桜が植えられている。
山辺町によると、4月20日夜、侵入禁止の公園内に車が入り、草地をえぐったとみられるという。えぐれた溝に花びらが舞い、無残な惨状を呈している。山辺町の担当者は「ちょうど桜の見ごろで、公園内はライトアップしていた」「(八の字ドリフトで)草地は畑を耕すように荒らされた。原状復帰には相当額がかかる。このような被害は初めてで、残念でならない」と話す。
公園には車止めが設置されているが、「タイヤ痕を見ると車止めの脇の芝生を強引に突破したのではないか」と町担当者は話す。広場の真ん中にSUVのような大きな車が止まっていたという目撃情報もあり、町は23日、警察に被害届を提出した。
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山辺町はXに【 お願い・注意喚起 】と題して被害写真を投稿した。「大寺ふれあい公園でドリフト走行とみられる行為があり、公園内の広場がひどく荒らされ深刻な被害が発生しました。 公園はみんなの場所です。みんなが心地よく公園を利用できるようマナーを守りましょう」と呼び掛けた。X上では「芝が…」「これはひどい」「サーキットでやって」と嘆きの声が上がった。
(まいどなニュース・伊藤 大介)