福岡県警本部=福岡市博多区 女性の尻を撮影したなどとして、福岡県警は25日、県迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為の禁止)などの疑いで、城南署地域課の男性巡査長(34)を書類送検し、懲戒免職処分にした。
監察官室によると、巡査長のスマートフォンから、女性の後ろ姿を撮影した静止画像が多数見つかった。巡査長は容疑を認め、2022年9月〜23年11月ごろに「約5000枚撮影した」と供述。「性的欲求を満たすため、若い女性を盗撮してしまった」などと話した。少なくとも女性約150人分の画像が確認された。
送検容疑は22年9月、福岡市西区の歩道や店舗内で、女性2人の後ろを付け狙い、尻付近などをスマートフォンで複数回撮影した疑い。
巡査長は飲酒運転で出勤したとして、道交法違反(酒気帯び運転)でも書類送検されたが、盗撮行為は飲酒運転の捜査の過程で発覚したという。
那須重人首席監察官の話 職員の指導・教養を徹底し、再発防止に努める。