限定公開( 1 )
少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは、2024年11月にInstagramに投稿された“規格外のトマトを食べたカバの反応”です。
投稿したのは、トマトの廃棄量ゼロを目指してさまざまな活動をしているトマト男(@tomato_nouentofork)さん。熊本県八代市はトマトの生産量が日本一なのですが、同時に廃棄の量もケタ違い。食べるには問題ないものの、傷や形が悪いといった理由でなんと年間1000トンものトマトが捨てられているといいます。
トマト男さんは、1年目の活動で廃棄トマトを10トン削減させることに成功。そして、2024年は50トンの削減を目標に掲げていたそうです。中でも活躍を期待していたのが動物園の動物たちで、この日はトマトを持っていく約束の日でした。
動物園に着くとちょうどカバにエサやりをする時間で、試しにトマトをあげてみることに。これまで動物たちにトマトを与える機会はあまりなかったそうなのですが、カバさんはいったいどんな反応をするのでしょうか?
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飼育員さんが大きく開けた口にトマトを放り込むと、カバさんたちはおいしそうにもぐもぐ。トマト男さんはヘタ部分の苦味を気にしていたようですが、そんな心配をよそに「もっとちょーだい」と言わんばかりにもう一度口を開けます。お気に召してくれたようで本当によかったですね!
ちなみに、カバさんが毎日100個のトマトを消費してくれれば、なんと年間約5トンの削減につながるとのこと。動物園には他にもたくさんの草食動物たちがいるので、トマトを気に入ってもらえれば年間5トンどころか年間数10トンの消費が期待できそうですね!
すてきな取り組みに、コメント欄では「動物園ってすごく良い案だと思います!」「カバさんかわいい」「素晴らしい」「応援しています!」といった声のほか、食品ロスの現状に「トマト高すぎて買えないくらいなのに…」「廃棄なんて勿体無い」「捨てるくらいなら売って欲しい」「形なんて気にしません」といった反響が寄せられています。
トマト男さんは、この他にもトマトに関するさまざまな取り組みの様子をInstagram(@tomato_nouentofork)にて公開中。また、訳ありトマトをメルカリで販売しています。
さらに、捨てられる完熟トマトを使った「世界一青臭く無いトマトジュース」が完成したそうで、近々トマトの廃棄量ゼロを目指したクラウドファンディング「初開催!年2回の解禁日に、廃棄ゼロの象徴となる究極のトマトジュースで乾杯したい!」で支援を募る予定だそうです。
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画像提供:農園とフォーク青果店|トマト男(@tomato_nouentofork)さん
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