三笘薫が再び途中出場から得点、公式戦2桁達成! ブライトンはバレバの劇的ミドルで7戦ぶり白星

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2025年04月27日 01:23  サッカーキング

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ブライトンの三笘薫(撮影は第28節フルアム戦) [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第34節が26日に行われ、ブライトンはウェストハムと対戦した。

 ブライトンは前節終了時点で12勝12分9敗を記録し、勝ち点「48」を獲得。現在の順位は10位となっているが、FAカップも含めた直近の公式戦では6試合未勝利と、苦しいシーズン終盤戦を強いられている。

 今節は9勝9分15敗の勝ち点「36」で17位につけるウェストハムと激突。三笘薫は2試合連続のベンチスタート。前節ブレントフォード戦(●2−4)では、ケガからの復帰戦ながら早速ゴールを挙げており、途中出場からの2試合連続ゴールにも期待がかかる。

 試合は序盤の13分に動く。ホームチームのブライトンは相手を敵陣へ閉じ込めた状況のなか、打開策を探る。左サイド大外の位置でペルビス・エストゥピニャンからのパスを受けたシモン・アディングラが、中央へ持ち出して後ろへ繋ぐと、ジャック・ヒンシェルウッドからのパスを受けたヤシン・アヤリが、ペナルティエリア手前から右足で狙い澄ましたミドルシュートを叩き込み、ブライトンが先手を取った。

 その後はウェストハムに反撃を許しながらも、なんとか無失点で耐え凌ぐ。36分にはゴール前のこぼれ球に詰めたアディングラがゴールネットを揺らしたが、その直前でシュートを放ったマッツ・ウィーファーがオフサイドだったため、得点は認められない。前半はこのままブライトンの1点リードで終了した。

 後半に入ると、立ち上がりの48分に再びスコアが動く。ウェストハムは右サイドから攻撃へ移り、ボックス右のスペースでアーロン・ワン・ビサカからのスルーパスを引き出したジャロッド・ボーウェンが、マイナスへ折り返す。最後はファーサイドで折り返しに反応したモハメド・クドゥスが押し込み、試合は振り出しに戻った。

 追いつかれたブライトンは63分、ソリー・マーチとアディングラを下げて、ヤンクバ・ミンテ、そして三笘を投入。攻撃の切り札をピッチへ送り出したが、勝ち越しゴールは奪えず、1−1で終盤に突入する。

 ブライトンも徐々に攻撃の形を見せられるようになってきていたが、次の1点はウェストハムに生まれる。83分、ワン・ビサカのボールキープから、右サイドで顔を上げたボーウェンが、左足でインスイングのボールを放り込むと、ファーサイドに走り込んだトマーシュ・ソウチェクがヘディングシュートを沈める。土壇場でウェストハムが逆転に成功した。

 だが、試合はこのままでは終わらない。89分、左サイド大外から仕掛けたミンテが後方へ繋ぎ、ディエゴ・ゴメスが浮き球のボールを放り込むと、ボックス右で待っていたブラヤン・グルダが頭で折り返す。ニアサイドでフリーになっていた三笘がこのボールを頭で叩き込み、ブライトンが同点に追いつく。三笘個人としては、途中出場から2試合連続ゴールとなり、今季プレミアリーグで9点目、公式戦通算では10点目を記録した。

 三笘のゴールで勢いに乗ったブライトンは後半アディショナルタイム、ペナルティエリア手前の位置でフリーになったカルロス・バレバが左足一閃。狙い澄ましたミドルシュートを突き刺し、遂にブライトンが逆転に成功した。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、ブライトンは公式戦7試合ぶり、プレミアリーグでは6試合ぶりの白星を手にした。一方のウェストハムは、これで泥沼の7戦未勝利となっている。

 次節は5月4日に行われ、ブライトンはニューカッスルと、ウェストハムはトッテナムと、それぞれホームで対戦する。

【スコア】
ブライトン 3−2 ウェストハム

【得点者】
1−0 13分 ヤシン・アヤリ(ブライトン)
1−1 48分 モハメド・クドゥス(ウェストハム)
1−2 83分 トマーシュ・ソウチェク(ウェストハム)
2−2 89分 三笘薫(ブライトン)
3−2 90+2分 カルロス・バレバ(ブライトン)


【ゴール動画】ブライトン、三笘薫の2戦連発&劇的逆転勝利


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