ピークを迎えた「青いカーネーション」の出荷作業=30日、千葉県芝山町 5月11日の「母の日」に向けてピークを迎えた「青いカーネーション」の出荷作業が30日、千葉県芝山町のサントリーホールディングスのグループ会社作業場で公開された。年間約100万本出荷されるうち半数がこの時期に集中するといい、担当者は「他にはない色なので、高級感を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
担当者らによると、青色系統のカーネーションは自然界に存在しないとされていたが、ペチュニアなどから採取した遺伝子を組み込むことで開発に成功。1997年から発売しており、現在、色の濃淡や咲き方が異なる8品種を提供している。
作業場にはコロンビアやエクアドルで育てられた生花が運び込まれ、選別、裁断、箱詰めといった作業が行われた。全国の生花店などで1本約500〜700円程度で販売される。