
小学校の教室には、思わぬ「落とし物」がつきもの。
中でも小さな画鋲は、うっかり落ちたまま放置されるとケガにつながり、危険です。
そんな教室での小さな困りごとを、ユーモアたっぷりに解決したのが、小学校教員のかむさん(@bosukete4649)。
家の形に切った画用紙に「まよっているがびょうのおうち」と書き、教室に張り出したかむさん。このユニークな取り組みはSNSでも注目を集めています。制作の背景について、話を聞きました。
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ーー「まよっているがびょうのおうち」を制作されたのは。
かむ:小学校で教室に落ちている画鋲をそのままにしないための工夫です!危ないだけでなく、子どもたちが拾って持って来られても教師が移動中や作業中なら受け取るのも億劫なときがあります。でもこの家があれば子どもたちが画鋲を拾ったらおうちに帰してくれます(笑)。
ーー「使っていない」「落ちている」などではなく、「まよっている」と表現されたのは?
かむ:落ちている「もの」じゃなくて、「迷子」のように扱うことで大切にしやすいんですよね。子どもたちが取り組みやすくなったり、取り組みたくなるような手立てはいろいろあります!
◇ ◇
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子どもたちの安全を守るだけでなく、「ものを大切にする心」まで育てる。
かむさんの温かい工夫が、今日もどこかの教室で小さな画鋲たちを「おうち」に帰しているかもしれません。
(まいどなニュース特約・青島 ほなみ)
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