骨付き鶏肉を強力な酸化剤で溶かす実験動画が、YouTubeで812万回以上再生され、「禁断のチキンスープ」「すごいですね!などと反響を呼んでいます。
●ゲキヤバ薬品に鶏肉をドボン
動画を投稿したのは、海外YouTubeチャンネル「NileRed」。ビーカーに入った白い液体「ピラニア溶液(piranha solution)」に鶏肉を入れて変化を観察します。前回はウインナーで実験(関連記事)しましたが、今回はどうなるのでしょうか……?
骨付き鶏肉をピラニア溶液に漬けると、ブクブクと大量の泡が発生します。鶏肉はあっという間に溶け始めて、しばらくするとビーカー内が真っ黒に……!
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さらに過酸化水素水を加えると、ビーカーの中は激しく泡立ち鶏肉は蒸発。ピラニアに食いつくされたように跡形もなく消えてなくなりました。硬い骨の部分までキレイさっぱり……。まさかの結果に驚きを通り越して恐怖を感じます。
ピラニア溶液は、硫酸と過酸化水素の混合液。接触したほとんどの有機物を酸化・除去するという性質があり、本来は半導体製造における素材の洗浄などに用いられます。
●危険な実験
投稿者は「ピラニア溶液は極めて危険です。間違ったものと混ぜると爆発する可能性があり、有機物なら何でも細かく砕いてしまいます」「絶対に試さないでください」と警告しています。
科学の恐ろしさを感じる動画に、コメント欄では「禁断のチキンスープ」「すごいですね!」「最後に空のワイヤーが現れるのが怖かった」などの反響が寄せられました。
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画像はYouTubeチャンネル「NileRed」より引用
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