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川崎市川崎区の民家で身元不明の遺体が見つかった死体遺棄事件で、神奈川県警は2日、司法解剖した結果、遺体は若い女性とみられると発表した。死後1カ月以上が経過しており、死因は分からなかった。捜査関係者によると、遺体には燃やされた痕跡があるという。
この家に住む男性(20代)は4月上旬から所在が分からなくなっており、海外に渡航した可能性があるという。県警は男性が何らかの事情を知っているとみて、所在の確認を急いでいる。
県警が4月30日にストーカー規制法違反の疑いで男性の自宅を家宅捜索したところ、バッグの中から一部が白骨化した遺体が見つかった。バッグは床下から発見され、発覚を免れるために隠した可能性があるとみている。
男性の元交際相手の岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)が行方不明になっており、県警は遺体の身元確認を進めている。
岡崎さんの家族によると、岡崎さんはこの男性からストーカー行為を受けていると訴えていた。捜査関係者によると、男性はストーカー規制法に基づく警告も受けていた。
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岡崎さんは2024年12月20日朝、身を寄せていた祖母の家からいなくなった。不在に気づいた家族が同22日に県警に通報。行方不明になる前は、本人や家族が県警に相談や通報をしていたという。
行方不明になる前日には、交流サイト(SNS)を通じて、家族に「殺されるかもしれない」とメッセージを送っていた。
捜査関係者によると、岡崎さんが行方不明になって以降、県警は男性に複数回にわたり事情聴取をしていた。男性は「自分も心配で捜している」などと話したという。【宮本麻由、横見知佳、清水夏妃】
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