アマゾン創業者のベゾス会長(AFP時事) 【シリコンバレー時事】米アマゾン・ドット・コム創業者のベゾス会長が、48億ドル(約7000億円)に相当する同社株式2500万株を売却することが2日、明らかになった。トランプ米政権の高関税政策がもたらす不確実性に備え、現金化しておく狙いがあるもようだ。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、売却は約1年間かけて実行される。売却で得た資金は、ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジンなどに振り向けられる可能性がある。
ベゾス氏はブルーオリジンのほか、気候変動や生物多様性に関連する基金も設立。2021年にアマゾンの最高経営責任者(CEO)を退任して以降、こうした活動に時間を割いている。