今季4勝目を挙げた山本由伸(写真=GettyImages)● ブレーブス 1−2 ドジャース ○
<現地時間5月2日 トゥルイスト・パーク>
ロサンゼルス・ドジャースが敵地10連戦の初戦を制して6連勝。先発登板した山本由伸投手(26)が6回無失点と好投し、今季4勝目を挙げた。
試合前にナショナル・リーグ3・4月部門の月間最優秀投手に選出された山本。初回無失点の立ち上がりを見せると、2回表には先頭の5番マーフィーに打球速度106.4マイル(約171.2キロ)痛烈なピッチャー返しを浴びるも、好反応を見せて投直。後続も打ち取って2回、3回と三者凡退を続けた。
打線が1点を先制をした直後の4回裏には、一死から四球で走者を出したが、4番オルソン、5番マーフィーの中軸を連続三振。2点リードの6回裏には、二死から2番ライリーにこの試合初安打となる二塁打を浴び、二死二塁のピンチを背負った。ここまで2四球と手強い3番オズナを迎えたが、落ち着いて三ゴロに仕留めてリードを堅守。この回限りでマウンドを降り、2試合ぶりの白星を手にした。
ドジャースは4回表、2番ムーキー・ベッツのチーム初安打から一死満塁の好機を作り、5番ウィル・スミスの右犠飛で先制。6回表にはベッツが左中間スタンドへ5号ソロを放ち、山本を再び援護した。終盤には1点差まで迫られるも、8回裏を左腕タナー・スコットが無失点。約1時間の雨天中断の後、右腕エバン・フィリップスが9回裏を締め、今季初セーブを挙げた。
この試合の山本は6回91球を投げて1被安打、2四球、6奪三振、無失点という投球。自身初、日本人投手5人目の月間MVP受賞を白星で飾り、今季成績は4勝2敗。ここまで7登板で計40イニングを投げ、MLB全体トップの防御率0.90をマークしている。
大谷翔平は「1番・指名打者」でフル出場するも、4打数無安打、2三振という内容。5試合連続安打がストップし、今季成績は打率.277、7本塁打、OPS.919となっている。