三菱UFJフィナンシャル・グループの看板=東京都千代田区 三菱UFJフィナンシャル・グループが、インターネット専業銀行を新設する方針を固めたことが7日、分かった。2026年度中の設立を目指す。「金利ある世界」の到来で貸し出し原資となる預金の獲得競争が激化する中、スマートフォンで完結するサービスなどで利便性を高め、個人や若年層の顧客取り込みを図る。
月内にも発表する。店舗は持たず、システムは米グーグルのクラウド基盤を活用するなどしてコストを抑制。振込手数料や預金金利の優遇で顧客数を伸ばす既存のネット銀行に対抗する。
投資一任型サービスのロボットアドバイザー最大手で三菱UFJ銀行傘下のウェルスナビと共同開発するサービスも提供する方向だ。