アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督 [写真]=Getty Images アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。7日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝・セカンドレグが行われ、アーセナルは敵地『パルク・デ・プランス』でPSGと対戦した。ファーストレグは開始早々の4分にウスマン・デンベレから先制点を決められ、ホームで痛恨の敗戦を喫したアーセナル。運命のセカンドレグでも、27分にファビアン・ルイスの得点でPSGがゲームを動かし、72分にはアクラフ・ハキミから追加点を奪われてしまう。4分後にはブカヨ・サカのゴールで1点を返したものの、そのまま試合は2−1で終了。PSGが2戦合計3−1でアーセナルを破り、CL決勝進出を決めた。
試合後のインタビューに応じたアルテタ監督は、「まずは決勝進出を果たしたPSGを祝福したい。冷静になってから改めて評価したいと思う」とコメント。ゲームの内容については、PSGの守護神であるGKジャンルイジ・ドンナルンマを“ベストプレーヤー”と評価しつつ、「両試合を通じて長い時間、相手より優れていたと思っている。でも、我々は決勝に進めなかった。それは本当に悔しいことだ」と口に。続けて「この大会で優勝したいなら、その現実を受け入れなければならない。自分たちに責任がある部分もある。ただ、敗退を『仕方ない』と受け入れるつもりはない。それが私の考え方だ」と悔しさをにじませている。
また、「私が見た限りでは、この大会で私たちより優れたチームは100パーセント存在しなかったと思うが、それでも私たちは敗退した。この大会はペナルティエリアの攻防、つまりストライカーとGKの勝負にかかっていて、彼らの方がどちらも優れていた」と主張。「選手たちのことは本当に誇りに思っている。彼らはこの状況の中で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と自チームを称えながら、「多くの負傷者がいて、チームとしては最悪の状態でこの試合を迎えた。もっと良い状況で来られていれば結果は違ったかもしれないし、それでもあの内容を見せてくれたことには未来への希望を感じている。でも、今夜は本当に悔しい」と語った。
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