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東京都立川市の市立第三小学校に男性2人が侵入して暴れ、教職員5人がけがをした事件で、このうち1人が鼻の骨を折る重傷を負ったことが警視庁への取材で判明した。警視庁は9日、暴行容疑で逮捕した40代と20代の男性2人の容疑を傷害と建造物侵入容疑などに切り替えて東京地検立川支部に送検した。
送検容疑は8日午前10時55分ごろ、同校の敷地内に侵入し、40代の容疑者は40代の男性教諭を、20代の容疑者は60代の男性校長をそれぞれ校舎2階の教室内で殴るなどし、顔などにけがをさせたとしている。
警視庁によると、教室付近で制止しようとした校長ら5人が暴行され、50代教諭が重傷、4人は軽傷だった。
関係者によると、同校に通う児童の30代母親が8日朝、いじめ被害の相談で来校したが学校側と話がまとまらず、帰宅後に知人の40代の容疑者ら2人を連れて再訪したという。いじめ対応を巡る母親と学校側とのトラブルが事件の背景にあったとみられる。
警視庁は児童の特定につながる恐れがあるとして両容疑者の氏名を公表していない。【菅健吾、朝比奈由佳、松本ゆう雅】
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