決勝3ランを放ったドジャース・大谷翔平(写真=GettyImages)● ダイヤモンドバックス 11−14 ドジャース ○
<現地時間5月9日 チェイス・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区カード2戦目で逆転勝利。大谷翔平選手(30)が「1番・指名打者」でフル出場し、12号決勝3ランをマーク。先発登板した佐々木朗希投手(23)は5回途中5失点という投球で勝敗付かなかった。
ドジャースは初回、大谷翔平の先頭二塁打からチャンスを作り、4番フレディ・フリーマンの犠飛で1点を先制。直後に先発の佐々木が3点を失って逆転を許すも、2回表に6番キケ・ヘルナンデスの6号ソロ、大谷の適時二塁打ですぐさま試合を振り出しに。3回表には、5番アンディ・パヘスの2点適時打など一挙5点を勝ち越した。
しかし、佐々木が4回裏にも1失点と大量援護に応えられず。5回裏の先頭打者を四球で歩かせたところでマウンド降りた。そして、2番手右腕アンソニー・バンダが二死満塁とピンチを広げると、7番グリエルJr.に7号グランドスラムを被弾。一時5点あったリードを失い、8対8の同点で試合を折り返した。
続く6回裏、回跨ぎのバンダが二死満塁とピンチを招いて降板すると、3番手右腕ルイス・ガルシアが5番スアレスに押し出し四球を与え、勝ち越し点を献上。8回裏には4番手左腕アレックス・ベシアが2番マルテに3号ソロ、代打グリチェクに1号ソロと2者連発を浴び、11点目を失った。
3点ビハインドで9回表を迎えるも、先頭の4番フリーマンが安打で出塁し、5番パヘス、6番キケ・ヘルナンデス、7番マックス・マンシーの3者連続タイムリーで同点に。さらに、一死一、二塁という好機で大谷が第6打席を迎えると、6番手右腕トンプソンのスプリットを振り抜き、打った瞬間確信の12号決勝3ラン。最終回に一挙6得点の猛攻を見せ、両軍合計25得点の乱打戦を制した。
この試合の大谷は6打数3安打、1本塁打、4打点、2得点、2三振という内容で7試合連続安打をマーク。2試合連続、直近10試合で6本目となる本塁打で猛打賞を飾り、今季成績は打率.304、12本塁打、OPS1.063に向上。本塁打ランキングのトップタイに浮上している。
また、佐々木はNPB時代を含め、プロ入り後初めて中5日で登板するも、4回0/3、61球を投げて5被安打、3四死球、0奪三振、今季ワーストの5失点という投球。今季8戦目を終えて成績は1勝1敗、防御率4.72となっている。